無線関係の翻訳をしていると、よく”signaling”という言葉が出てくる。その意味は簡単に言うと「制御信号」だ。ほとんどの人が携帯電話やスマートフォンを使用しているが、いったいどのようにしてメッセージや動画のやり取りをしているのかその仕組みを気にかける人はほとんどいない。最近は、大量のデータのやり取りが増えてきて、それに対応するための仕組みも複雑化する一方である。そうすると、シグナリング(制御信号)も複雑化するのである。例えば、LTE-Advancedという仕組みがあるが、LTE-Advancedの概要を読めば、非常に込み入っていることがわかる。
けやきひろば春のビール祭り2012
ビールのイベント「けやきひろば春のビール祭り」へ出掛けてきました。会場はさいたま新都心の「けやきひろば」。地区のオアシスとして親しまれているスペースです。
現場に到着すると、すでにかなりの賑わいとなっていました。シートを広げてピクニック気分の家族もいれば、ビール片手にステージのパフォーマンスに耳を傾ける人など、みな思い思いにイベントを楽しんでいるようで、とてもいい雰囲気でした。
早速ビール選びですが、各地から名だたる醸造所が参加しており、何を飲むかが悩ましい… これぞイベントの醍醐味です。
まずは、以前から気になっていた木曽路ビールのサンプラーセット(ピルスナー、ペールエール、アルトビア、インディアブラックセゾン)に決定。いずれのビールもホップがキリッと効いており、かなり自分好み。東京で飲める店を聞いてみたのですが、今のところ常備しているところはないそうです。ちょっと残念。それからは言わずもがな、目眩くビール三昧な時間を過ごしたのでした。
9月頃には同じ会場で秋のビール祭りが行われるそうなので、ふたたび足を運ぼうと思います。
Differentiation(差別化→差異化→?)
他社との”差別化”といったように、最近は普通に使用されている。多くの企業の訳語リストがそうなっている。競合他社との違い、他社製品と異なる特徴をアピールする際に、差別化という用語を使うわけだ。翻訳する際は、ビジネスの世界に特化した固有の表現だと、敢えて自分に言い聞かせて使うようにしている。差別意識を日常生活に受け入れてしまう世の中であってはならないが、ビジネスの世界では、差別化を図ることの重要性が強調される。会社人間として、それは十分に十二分にわかる。だが、他の表現を考えたい。せめて差異化とか。いや、わたしに翻訳を一任するなら、まったく異なるアピール表現を用いるだろう。