無線関係の翻訳をしていると、よく”signaling”という言葉が出てくる。その意味は簡単に言うと「制御信号」だ。ほとんどの人が携帯電話やスマートフォンを使用しているが、いったいどのようにしてメッセージや動画のやり取りをしているのかその仕組みを気にかける人はほとんどいない。最近は、大量のデータのやり取りが増えてきて、それに対応するための仕組みも複雑化する一方である。そうすると、シグナリング(制御信号)も複雑化するのである。例えば、LTE-Advancedという仕組みがあるが、LTE-Advancedの概要を読めば、非常に込み入っていることがわかる。