phase lock loop(位相ロック・ループ)

図1

図2

計測器の翻訳で、”phase lock loop”という言葉がよく出てくる。これは、「位相ロック・ループ」または「フェーズ・ロック・ループ」と訳される。PLLと略記されることもある。例えば、高周波デザイナーの為のVCO/PLL周波数シンセサイザ設計/評価手法がある。以下にPLLの動作原理を説明する。

PLLとは、外部からの入力信号(基準信号)と同期した(位相差が等しい)出力信号を生成するための回路で、基本的な回路構成を図1に示す。PLLは、2つの信号間の位相を比較して位相差信号を生成する位相比較器、位相差信号をDC制御電圧に変換するループ・フィルタ(ローパス・フィルタ、積分器)、電圧制御発振器(VCO)で構成される。VCOの出力信号の位相が基準信号より遅れていれば(基準信号が図1のcos(ωRFt)、VCOの出力信号が図1のcos(ωRFt-θ)とすると)、位相比較器が位相差信号を生成する。それをループ・フィルタに通すことにより、位相差(図1のθ)の大きさに応じて、VCOの位相を進ませるDC制御電圧(図2の-Bsinθ)が生成され、VCOの出力信号の位相が進む。この動作が、連続的に実行されることにより、VCOの出力信号の位相と基準信号の位相との差がゼロになる(同期される)。PLL自身は、周波数を同期させているのではなく、位相を同期させているが、結果的に周波数も同期させることになる。

Secure(セキュリティで保護された、セキュア~)

安全に関するさまざまな表現が可能な便利な用語。ITの世界では、セキュリティ(Security)と同じような使われ方をする。Securityは名詞だが(形容詞的に使われる場合もあるが)、Secureは形容詞であり動詞でもある。辞書的な説明はさておき、分野や文脈によって、その訳し方は幅広く可能だ。システム、データ、ネットワークなどがさまざまな保護機能によって守られている(安全性が確保された)状態だと考えればいい。因みに、セキュリティが強化されたオペレーティングシステムを”セキュアOS”と呼ぶが、英語ではsecure OS(operating system)とはあまり言わない。Security-focused~と言うが、secureに比べて音感的にもスマートな感じがするのは、筆者だけだろうか。

鳥の巣

南大沢の駅の改札を出たところでみんな上を向いて写真を撮っているので何かと思ったら「鳥の巣」でした。落ちてもいいように?ちゃんとタッパみたいのが針金で留められていて人の手も加えられていました。
「蜂の巣」だったらこうはいかんよね。

で、今ふと思いついたけど
酒屋の蔵元の入り口に吊るしてある蜂の巣みたいなのって何?
杉玉(すぎたま)」って言うらしいっす。