InterRAT handover(InterRATハンドオーバ)

携帯電話などのモバイル・デバイスの測定に関する翻訳に、InterRAT handover(InterRATハンドオーバ)という言葉がよく出てくる(例えば、Agilent N5973A Verizon Wirelssコンプライアンス・テスト・プラン用IFTオートメーション・スクリプトのp2)。

RATは、Radio Access Technology(無線アクセス・テクノロジー)の略で、LTEや3G(W-CDMA などの第3世代携帯電話)などのモバイル通信回線のことである。ハンドオーバとは、通常は、同一のRATのあるセルから別のセルにモバイル端末が移動して、基地局を切り替える際に、通信回線が途切れないようにする仕組みである。これは、同一のRAT内でのハンドオーバなので、IntraRATハンドオーバとも呼ばれる。対して、InterRATハンドオーバとは、異なるRAT間でのハンドオーバ(例えば、LTE回線から3G回線へのハンドオーバ)である。

ハンドオーバについては、以下を参照。

ケータイWatchのケータイ用語の基礎知識の第68回:ハンドオーバーとは

pickleball

「Pickleball」というスポーツを知っていますか?
先日アメリカの友人が、「Pickleball にはまっていて、自宅の庭などで家族や友人とプレーしている」と言っていました。

Pickleball? なにそれ? 私は聞いたこともありませんでした。

調べてみると、バトミントンサイズのコートで、テニスのようにラケット(大きめの卓球ラケットみたい)でボールを返すゲームだそうです。その歴史は思ったよりと古く、1965年にアメリカできたスポーツですって。

USA Pickleball Association http://www.usapa.org/whatis_pball という組織があり、トーナメントも盛んに行われているようですよ。コートが小さいので子供からお年寄りまでプレーできるらしいです。友人によると、ボールにスピンをかけたり、トリッキーなスキルを使うのがけっこう楽しいらしい・・・

日本では「ピックルボール」と呼ばれ、一部の地域でプレーされているようです。ゲートボールもいいけど、ピックルボールもいいかも!

実際のプレーを見たことすらないけど、楽しいかも!!

DigRF

携帯電話の測定に関する翻訳に、DigRFという言葉がよく出てくる(例えば、Agilent RDX テスト・ソリューション DigRF v3/v4 用)。DigRFは、Digital Radio Frequency(デジタル無線周波数)の略である。

DigRFとは、モバイル無線機のRFICとベースバンドIC間のインタフェースの規格で、MIPI (Mobile Industry Processor Interface)アライアンスのDigRFワーキンググループで定義されている。最新のDigRF v4は、LTE やWiMAXなどの規格用のインタフェースである。従来は、ベースバンドIC とRFIC間の通信リンクはアナログであり、ベースバンドICで作成されたアナログ変調信号をスペクトラム・アナライザを使用して測定していた。DigRFインタフェースでは、動画などの大きなデータを高速かつ効率的に伝送するためにベースバンドIC とRFIC間の通信リンクが高速デジタル・シリアル信号になり、ベースバンドICの機能を検証ためにDigRFデジタル・シリアル信号の生成/解析ツールが必要になる。

DigRFについては、以下を参照。

DigRF(SM) Specifications MIPI Alliance(英語)