最近やたらと目にする耳にするスプレッドという言葉だが、ここで紹介するスプレッドは、例えばパンに塗るチーズやジャムなどの塗りもののことではない。ニュースなどでよく聞く”次期主力戦闘機導入計画 (F-X:Fighter-eXperimental)のことでもない。FX(Foreign Exchange:外国為替)においてスプレッドとは、売値と買値の価格差のこと。一般的には「外国為替証拠金取引」を指す。
さて、このスプレッド、立場によって、それぞれ外貨交換手数料(コスト)となる。海外旅行の際の外貨交換の窓口などで、TTSとTTBという表示を目にすると思うが、この差額がスプレッドというわけだ。銀行などの金融機関では、仲値に対してスプレッドコストを上乗せしている。つまり、手数料とスプレッドが別々にコストとしてかかったりする。
囚人のジレンマ


三角関数(sin、cos、tan)とか、微分積分とかすっかり忘れてしまっても日常生活には全く困らないわけですが、S.Y.さんのようにそれ系に強い翻訳者は仕事で大きな武器になるよね。
思うに学生のころ数学で習ったもので日常生活に多いに役に立つものって「確率論」じゃないでしょうか。
別にギャンブルに限らず、にです。
最近よくランチで「庄や」に行きます。
おかずが2品選べて食後にコーヒーまでついて780円!
(しかも喫煙席がある!)
写真はメニューです。
1枚目の「KARA」はきゃわゆくてとってもいいんですが、
2枚目のレトロ感あふれまくりの女性って誰なんでしょうか?
与謝野晶子ではなさそうです。
3枚目に10品のおかずがありますが、この中から2品選ぶ方法は(10×9)÷(2×1)=45通り。毎日庄やに通っても45日間は違うメニューを頼めることになります。
もし3品選べるとしたら(10x9x8)÷(3x2x1)=120通りです。
高校時代「確率論」の初期で「組合せ」の公式を習ったけど、公式なんか忘れてしまっても「順列で数え上げてから重複分を差し引く」という根本的な概念さえ憶えていれば思い出せるのが数学のいいところです。
大学時代に確率論の授業でとても思い出に残っている「囚人のジレンマ」というめちゃめちゃおもしろい問題があるので紹介します。
問題と解答は上記リンク先にまかせるとして、、、
もっと大げさに100人の囚人のうち、1人だけ恩赦、残り99人が処刑だった場合、看守から自分以外の99人中、処刑される実名を98人分聞いたところで、自分が釈放される確率は100分の1のままであります。
この問題の鍵は「自分以外の」です。
自分も含めた100人のうち処刑される実名をハラハラドキドキしながら98人分得たのなら自分が釈放される確率は2分の1になります。
impedance matching(インピーダンス整合)
高周波測定に関する翻訳で”impedance matching(インピーダンス整合)”という言葉がよく出てくる。最近では、デジタル回路(PCのマザーボード、CPUダイ内部、ICパッケージ、USB3.0やPCI Expressなどの高速シリアル・ インターフェイス)も高速になり、インピーダンス整合の重要性が増している。このような高周波回路では、インピーダンス整合がとれていないと、信号源の電力の一部が負荷で反射されて、十分な電力を伝えることができない。また、多重反射が発生し(信号源と負荷の間で繰り返し反射が起こり)、アイ・パターンを悪化させる原因となる(参考:ENAオプションTDRを使用した能動デバイスの効果的なホットTDR測定)。
インピーダンス整合とは、信号源と負荷を接続したとき、負荷で消費される電力が最大になるように、接続することである。そのための回路を整合回路という。インピーダンス整合の条件は、負荷側から信号源を見たときのインピーダンスと信号源側から負荷を見たときのインピーダンスが、互いに複素共役になる場合である。したがって、負荷側からの信号源インピーダンスがZs=Rs+jXsであれば、負荷インピーダンスをZl=Rs-jXsにすれば、最大の電力が伝達される。図で、このインピーダンス整合条件を求める。



