囚人のジレンマ

三角関数(sin、cos、tan)とか、微分積分とかすっかり忘れてしまっても日常生活には全く困らないわけですが、S.Y.さんのようにそれ系に強い翻訳者は仕事で大きな武器になるよね。

思うに学生のころ数学で習ったもので日常生活に多いに役に立つものって「確率論」じゃないでしょうか。
別にギャンブルに限らず、にです。
最近よくランチで「庄や」に行きます。
おかずが2品選べて食後にコーヒーまでついて780円!
(しかも喫煙席がある!)
写真はメニューです。
1枚目の「KARA」はきゃわゆくてとってもいいんですが、
2枚目のレトロ感あふれまくりの女性って誰なんでしょうか?
与謝野晶子ではなさそうです。
3枚目に10品のおかずがありますが、この中から2品選ぶ方法は(10×9)÷(2×1)=45通り。毎日庄やに通っても45日間は違うメニューを頼めることになります。
もし3品選べるとしたら(10x9x8)÷(3x2x1)=120通りです。
高校時代「確率論」の初期で「組合せ」の公式を習ったけど、公式なんか忘れてしまっても「順列で数え上げてから重複分を差し引く」という根本的な概念さえ憶えていれば思い出せるのが数学のいいところです。

大学時代に確率論の授業でとても思い出に残っている「囚人のジレンマ」というめちゃめちゃおもしろい問題があるので紹介します。
問題と解答は上記リンク先にまかせるとして、、、
もっと大げさに100人の囚人のうち、1人だけ恩赦、残り99人が処刑だった場合、看守から自分以外の99人中、処刑される実名を98人分聞いたところで、自分が釈放される確率は100分の1のままであります。

この問題の鍵は「自分以外の」です。
自分も含めた100人のうち処刑される実名をハラハラドキドキしながら98人分得たのなら自分が釈放される確率は2分の1になります。

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