今日、ある文章の翻訳にエクサバイト(EB)という単位が出てきた。テラバイト(TB)はハードディスクの容量で最近はよく聞く。T(テラ)はG(ギガ)の10の3乗倍、G(ギガ)はM(メガ)の10の3乗倍、M(メガ)はk(キロ)の10の3乗倍、k(キロ)は1の10の3乗倍だ。したがって、1 TB(テラバイト)=1000000000000 B(バイト)。1 EBというのは、1 TBの10の6乗倍なのである。因みに、1 TBの10の3乗倍は1 PB(ペタバイト)である。その文章によると、全世界の移動体通信(携帯電話やスマートフォン)による情報伝送量は2015年には月間6.3 EBに達するそうである。

Signaling(シグナリング)
無線関係の翻訳をしていると、よく”signaling”という言葉が出てくる。その意味は簡単に言うと「制御信号」だ。ほとんどの人が携帯電話やスマートフォンを使用しているが、いったいどのようにしてメッセージや動画のやり取りをしているのかその仕組みを気にかける人はほとんどいない。最近は、大量のデータのやり取りが増えてきて、それに対応するための仕組みも複雑化する一方である。そうすると、シグナリング(制御信号)も複雑化するのである。例えば、LTE-Advancedという仕組みがあるが、LTE-Advancedの概要を読めば、非常に込み入っていることがわかる。