X-band、Ku-band、Ka-band(Xバンド、Kuバンド、Kaバンド)

レーダー/衛星通信測定に関連する翻訳に、X-band、Ku-band、Ka-band(Xバンド、Kuバンド、Kaバンド)という言葉がよく出てくる(例えば、広帯域レーダー/衛星通信測定用ソリューション)。

Xバンド、Kuバンド、Kaバンドなどの名称は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.、米国電気電子技術者学会)によるマイクロ波周波数帯の分類に使用される名称であり、以下がある。

Lバンド:1~2 GHz、Lは、Longの頭文字
Sバンド:2~4 GHz、Sは、Shortの頭文字(Lバンドに比べて波長が短いという意味)
Cバンド:4~8 GHz、SバンドとXバンドの間のCompromise(妥協、折衷)の頭文字
Xバンド:8~12 GHz、Xは、eXtreme short(波長が非常に短い)の略。
Kuバンド:12~18 GHz、Ku、はkurz-underの略。
Kバンド:18~27 GHz、Kは、ドイツ語のKurz(短い)の頭文字
Kaバンド:27~40 GHz、Kaは、kurz-aboveの略。
Vバンド:40~75 GHz、Vは、Very high frequency bandの頭文字。
Wバンド:75~110 GHz、Wは、アルファベットのVの次の文字

これらの名称は、元々米軍で暗号的に使用されていたもので、レーダー、衛星通信、電波天文学の分野でよく使用されている。

周波数の分類については、以下を参照。

電波帯域

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