EMI測定に関連する翻訳に、conducted emission(伝導性エミッション)、radiated emission(放射性エミッション)という言葉がよく出てくる(例えば、EMIコンプライアンス測定のp3)。
EMI(Electro-Magnetic Interference)とは、電気/電子機器の動作に伴い発生した不要な信号や電磁波(電磁ノイズ)が、他の機器の動作を妨害する(他の機器の動作に障害を与える)ことであった。
エミッション(emission)とは機器の動作に伴い発生したノイズのことであり、それが空中を伝わって他の機器の動作を妨害しているものが放射性エミッションで、電源線を伝わって他の機器の動作を妨害しているものが伝導性エミッションである。
放射性エミッションは、電波暗室内で回転台の上に製品を乗せて回しながら固定されたアンテナで電磁波が測定され、伝導性エミッションは、電源と製品の間に電源インピーダンス安定化回路(LISN)を挿入して、電源線を伝わってくるノイズが測定される。
伝導性エミッション、放射性エミッションについては、以下を参照。