E-UTRA

無線通信計測関係の翻訳に、E-UTRAという言葉がよく出てくる(例えば、LTE/LTE-Advanced FDD/TDD用Signal Studio N7624B/N7625B)。

移動通信システムは、第1世代(アナログ方式の自動車/携帯電話)、第2世代(PDCやGSM方式のデジタル携帯電話)、第3世代(W-CDMAやCDMA2000方式の携帯電話)、第3.9世代(LTE)、第4世代(LTE-Advanced)と進化してきている。

第3世代からは、アメリカ、ヨーロッパ、日本、韓国の標準化団体により1998年12月に設立された3GPP(Third Generation Partnership Project)という標準化プロジェクトが技術仕様の検討、作成を行っている。この標準化プロジェクトにより、第2世代までの携帯電話は海外に持って行っても使用できなかったが、第3世代以降の携帯電話は使用できるようになっている。

UTRAは、Universal Terrestrial Radio Accessの略で、3GPPにおける第3世代の無線インタフェース技術の呼称である。E-UTRAは、Evolved Universal Terrestrial Radio Accessの略(UTRAを進化させたもの)で、3GPPにおける第3.9世代(LTE)の無線インタフェース技術の呼称である。

LTEについては、以下を参照。

一般社団法人 映像情報メディア学会のホームページ > 記事を読む > 知っておきたいキーワード > LTE

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