effective number of bits(有効ビット数)

オシロスコープやデジタイザに関する翻訳で、effective number of bits(有効ビット数)という言葉がよく出てくる。ENOBと略されることもある。

デジタイザ(A/Dコンバータ)の分解能は、16ビット(2の16乗分の1、すなわち65,536分の1を区別可能)とか24ビット(16,777,216分の1を区別可能)というように、ビット数で表されるが、これは信号にノイズや歪みが含まれていない場合である。実際には、信号がデジタイザやオシロスコープに入力されるとノイズや歪みが付加され、その分だけ分解能(ビット数)が低下する。このように、システム全体で付加されるノイズや歪みをすべて考慮した分解能を有効ビット数(ENOB)と呼んでいる。

ENOBは、SINAD(信号対ノイズ+歪み比)を測定することにより、以下の式から求められる。
ENOB [ビット] = ( SINAD [dB] – 1.76 ) / 6.02

有効ビット数については、以下を参照。
AD変換器の有効ビット数
デジタイザを選ぶときの仕様の解釈
オシロスコープの品質を評価する際の正しい指標について

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