optical duobinary format(光デュオバイナリ・フォーマット)

光変調測定に関する翻訳に、optical duobinary format(光デュオバイナリ・フォーマット)という言葉がよく出てくる(例えば、N4391A 光変調アナライザ 信頼性の高い測定のp10)。

最近のインターネットによる高画質映像配信サービスや大容量のクラウドストレージサービスの普及により、光ファイバを用いた基幹回線での伝送容量の増加の要求が高まる一方である。

このようなデータ・トラフィックの爆発的増大に対応するために、1本の光ファイバで複数の波長を使用して伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing;波長分割多重化)伝送や多値変調方式が開発されてきた。光デュオバイナリ・フォーマットは、多値変調方式の一種である。

デュオバイナリ・データとは、2値データ列(0または1のデータ列)に対して、1ビット遅れたデータ列を生成して、それを元のデータ列と加算して1を引くことにより、3値データ列(1または0または-1のデータ列)に変換したものである。このデュオバイナリ・データには、1の-1の間には必ず0が存在するという特長があり、1から-1への急峻な変化が避けられているので、時間軸上のデュオバイナリ・データ列をフーリエ変換したスペクトラムの(帯域幅)占有率は、2値データ列のスペクトラムの占有率より狭くなり、同じ帯域幅でより多くのデータを伝送できる(周波数利用効率が高い)。

光デュオバイナリ・フォーマットについては、以下を参照。

光伝送シミュレーション(その3:デュオバイナリ符号伝送)

光多値変復調については、以下を参照。

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