Windows 10 Technical Preview

win10TP_01win10TP_02Windows 10のTechnical Preview版がリリースされましたので、さっそく仮想環境にセットアップしてみました。

ダウンロードしたのは32bitの英語版です。日本語版は現在(10/2)用意されていませんが、ロケールを日本に設定することで、日本語の表示とIMEによる入力が可能になります。インストール中、原因不明のハングアップに遭遇しましたが、何とか無事に設定が終わりました。

実際に使ってみてですが、いまのところWin 8.xにスタートメニューが追加されたほどの違いしか感じられません。もともとWin 8.xにはあまり慣れていないのでまどろっこしさを感じますが、Win 8.xをある程度使っている方にはストレスなく扱えるものと思います。

また、レスポンスについては、そもそも製品版のクオリティではなく、仮想環境であることも考慮すれば、問題ないように感じました。他のゲストOSとも大差ありません。

製品版のリリースは来年後半ということで、これからどのような進化をとげるのか注目していきたいと思います。

Filezillaの設定をバックアップする

最近はDropboxをはじめとして、オンラインストレージサービスが各社から提供され、大容量ファイルのやりとりについて頭を悩ますこともなくなってきたかと思います。ただ、便利な半面デメリットも存在するわけで、いざという時はいにしえの枯れた技術であるFTPが登場することになります。

弊社では「FileZilla」というクライアントを使用しています。そのままでも十分便利ですが、あれこれチューニングすることもできるので重宝しています。

さて、ここで本題。Filezillaの各種設定ファイルは次のフォルダにあります。

%userprofile%\AppData\Roaming\FileZilla\

このフォルダをコピーしておけば、PCに何かあった場合でも同じ場所にフォルダを戻すだけで環境をリストアできます。もちろん、Filezillaを起動して「ファイル → エクスポート」で、書き出すこともできますが、こちらのほうが手っ取り早いのではないかと思います。

ACL認証

Windows Media EncoderからWindows Media Serverにプッシュ配信するとき、サーバー側でACL認証を有効にしているとエンコード開始時にユーザー名とパスワードが聞かれますが、ある時から正しい入力をしても認証されない自体に陥りました。
ググっても有効な解決策が見つからず悶々としていたのですが、IEの設定で「すべてのCookieをブロック」にしていたことが原因でした。同じ現象ではまってしまった人に向けてポストしておきます。

Fix it 50994を適用した環境で、JREのインストールが失敗する

先月末、SDL Trados Studio 2014 SP1がリリースされ、弊社でも少しずつインストールを始めているところです。

fixit50994そこで遭遇したのが、環境によってエラーが発生するものとそうでないものがあるという現象です。インストールはいくつかのパートに分かれているのですが、エラーが発生するのはJava Runtime Environment(JRE)導入のパートであり、これはトラブルに見舞われた環境すべてに一致するものでした。Trados Studio 2014 SP1はJRE 8が必須となり、アプリケーションのインストーラに同梱されているのですが、これが問題を引き起こしているようでした。

インストールログを精査し、各環境のインストール済みのアプリケーションを調べていくうちに、Microsoft提供のIEでJavaプラグインを無効するためのプログラム「Fix it 50994」が問題を引き起こしていることがわかりました。これがインストールされるとIE上でjavaのコンテンツが無効となり、昨今増加しているJavaプラグインのセキュリティ・ホールをついた攻撃を回避できるメリットがあります。

ただし、このFix itにはJREのインストールを失敗させる副作用があるようです。試しに、このFix itを無効化するプログラム「Fix it 50995」を適用したところ、JREのインストールが無事に完了することを確認しました。

ということで、JREのインストールでエラーが発生する際は「Fix it 50994」が適用済みかどうかご確認ください。解決の糸口になるかも知れません。

Trados Studio 2011 SP2R Cumulative update 11

【2013.10.29追記】
このパッチで保存に時間がかかる問題が解消するとお知らせしましたが、追試を行ったところ完全に解消されたとは言えないという結論に達しました。やはり、MSEを利用している場合には、Trados 2011をその監視下から外すことが必要になります。

不正確な情報を掲載したことをお詫びいたします。

【2013.10.25 追記】
「Cumulative update 11」はエンバグしてしまったようなので、問題を解消した「Cumulative update 12」がリリースされました。こちらをご利用下さい。

先日、Trados Studio 2011用の最新パッチ「Cumulative update 11」がリリースされました。SP2R (version 10.2.3046.0)以降のビルドに適用可能なものです。

変更点は大きく分けて2つ。ネットワークライセンスの運用における安定性向上とStudioのバグフィックスとなります。

修正リストのなかで、特に注目したのが次の項目です。

#46337 SDL XLIFF: Performance is not great when writing to network share or when processing files with lot of contexts

以前このblogでも取り上げましたが、Trados 2011とMicrosoft Security Essentials(MSE)の間にはコンフリクトがあり、sdlxliffの保存に時間が掛かるという問題が発生していました。

弊社ではTrados 2011をMSEの監視対象から外すというワークアラウンドを実施していました。この方法は、結果としてセキュリティのレベルを下げることになり、おすすめできる方法ではありませんでした。そこで、この問題も解消されるのではないかという期待のもとにアップデートを適用し、保存に時間が掛かるプロジェクトを選び出しテストを行いました。

結果としては、残念ながら全てのプロジェクトにおいて問題が解消したとは言えない状況です。今後のアップデートに期待したいと思います。

その結果は大成功。Trados 2011をMSEの監視下においた状態でも、保存がスムーズに行われることを確認しました。

修正までかなりの時間を要しましたが、ようやくセキュリティのレベルを下げることなくTrados 2011を利用出来るようになりました。

Trados Studio 2014 のライセンスサーバ運用

Trados Studio 2014が発売になりました。

先日購入した前バージョンの2011に、2014への無償アップグレード権が付いていましたので、テストも兼ねてアップグレードしてみました。しかし、これが一筋縄では行きませんでした。networkライセンスを利用している場合、覚えておかなくてはならないポイントがいくつかありますので、ここでご紹介したいと思います。

TrdsLic

  1. SDL Licensing Server Toolkitはv1.6以上をインストールする
  2. ライセンスサーバとクライアント(Trados Studio 201x、Passolo)は、同一コンピューターにインストールできない
  3. ライセンスサーバがホストできるのは1つのバージョンに限る
    → 2011と2014を共存させる場合、それぞれの専用サーバが必要
  4. 2011から2014へアップグレードしたユーザーは、2014のライセンスで2011を使用することが出来る


つまり、図のようにアップグレードのユーザを除いて、それぞれの専用ライセンスサーバへ接続する必要があるということになります。開発元のSDLが2009までと2011以降では異なるベンダーのライセンス管理システムを導入したため、あれこれ制限が生じるようになったようです。

ということで、2014へのアップグレードについてはSDLのサポートに相談のうえ、プランを練ってから行うことをおすすめします。

Framemaker: 連続したスペースが入力できない

FramemakerのちょっとしたTipsです。

スペースを連続して入力しようとしたところ、いくらやっても一つしか入らない。試しに、外部のエディタで複数のスペースを入力してコピペすれば可能になる。こんな経験はないでしょうか? 実に歯がゆく、ストレスが溜まります。

この場合、次の設定項目を調べてみてください。
「書式」メニュー → 「文書」→「テキストオプション」

smartSpaces

「スペースの自動調節」にチェックが入っていたら、これを外してください。連続したスペースを入力できるようになります。

この設定はデフォルトではオフになっていますが、他所で制作されたドキュメントなどで、わざわざオンにしてあるものがあります。ご注意ください。

翻訳業務でのOffice 2010/2013 選択すべきは32bit版か? 64bit版か?

MS Officeは2010バージョンから32bit版と64bit版の両方が提供されるようになりました。
そこで翻訳業務に使うPCに話を限定して、どちらをインストールすべきか考えてみたいと思います。

まずは64bit版のメリットから。
何と言っても広大なメモリ領域を扱えるということに尽きます。Excelなどはかなり大きなファイルも扱えるようになり、ハードウェア能力を余すことなく活用出来ます。

これだけならば問題はないのですが、残念ながらデメリットが存在します。
これまでに作成されたサードパーティ製のアドイン、つまりOfficeの機能を拡張するプログラムと互換性がありません。アドインの制作者が64bitに対応したものに作り変えない限り、その機能を利用することができなくなります。

例えば、SDL Trados 2007のWordツールバーなどがこれに当たります。加えてSDLのナレッジベースにおいて、ツールバーを64bit版に対応させる計画はないと表明されています。

こうなると32bit版のメリットは言うまでもなく、既存環境との互換性ということになります。翻訳業務において優先すべきは、広大なメモリ領域よりもアドインの動作です。

よって、インストールの選択は32bit版ということになります。
ちなみに、マイクロソフトでもこれらの事情を考慮して、32bit版のインストールを推奨しています。

ただし、OfficeがプレインストールされたPCを購入した場合、メーカーによっては64bit版を導入していることがあります。その際には、一度64bit版をアンインストール(64bit/32bitの共存はできません)して、32bit版をイントールする必要がありますのでご注意ください。

丸め誤差

今日は単位がらみの訳文エラー検出プログラムを作ってたんですがちょっとばかしハマりました。
原文に「$1.38bn」という文字列があったら訳文に「13億8千万ドル」があるか、みたいなチェックを実装したんですが、ちゃんとそう訳されているのに

「$1.38bn=13億799999999999999千万ドルです!」

とエラーメッセージが出ている。

はあ?

1.38に10を掛けると
1.38×10=13.799999999999999
という計算結果が!

最初はFlashのバグかと思ったんですが、実はこれ、コンピュータの世界では有名な丸め誤差らしいです。
10進数で正確に表せる小数でも2進数(コンピュータの世界)では循環小数になってしまう(有限の桁数で表現できない)ことが多いためだそうです。

これに関連した面白い記事を発見したので興味ある人は読んでみよう!

ちなみに1.38に10を掛けた「13.8」という数字が欲しいなら、「100倍して四捨五入して10で割ればいい」という画期的な方法を発見して「すげーな俺!」と思ったんですが、実はこれも有名な解決策だったらしいっす。。。

Windows 7でIE10が利用可能に

ie10これまでWindows 8専用だったIE10が、ようやく他のOSでも利用可能となりました。

早速、Type 1フォントの問題が解決しているかどうか(ダメモトで)確認するため、Windows 7にインストールしてみました。

結果は… やはり、ダメでした。

あいも変わらず、ブラックアウトしてしまいます。この不具合がIE10でも未解決というのは既知の情報としてあったのですが、最新のビルドでしれっと修正しているかも… という一縷の望みにかけてみたのでした。

ということで、厄介な問題は継続中ということになります。
くれぐれもご注意ください。