Trados Studio 2014が発売になりました。
先日購入した前バージョンの2011に、2014への無償アップグレード権が付いていましたので、テストも兼ねてアップグレードしてみました。しかし、これが一筋縄では行きませんでした。networkライセンスを利用している場合、覚えておかなくてはならないポイントがいくつかありますので、ここでご紹介したいと思います。
- SDL Licensing Server Toolkitはv1.6以上をインストールする
- ライセンスサーバとクライアント(Trados Studio 201x、Passolo)は、同一コンピューターにインストールできない
- ライセンスサーバがホストできるのは1つのバージョンに限る
→ 2011と2014を共存させる場合、それぞれの専用サーバが必要 - 2011から2014へアップグレードしたユーザーは、2014のライセンスで2011を使用することが出来る
つまり、図のようにアップグレードのユーザを除いて、それぞれの専用ライセンスサーバへ接続する必要があるということになります。開発元のSDLが2009までと2011以降では異なるベンダーのライセンス管理システムを導入したため、あれこれ制限が生じるようになったようです。
ということで、2014へのアップグレードについてはSDLのサポートに相談のうえ、プランを練ってから行うことをおすすめします。