Fix it 50994を適用した環境で、JREのインストールが失敗する

先月末、SDL Trados Studio 2014 SP1がリリースされ、弊社でも少しずつインストールを始めているところです。

fixit50994そこで遭遇したのが、環境によってエラーが発生するものとそうでないものがあるという現象です。インストールはいくつかのパートに分かれているのですが、エラーが発生するのはJava Runtime Environment(JRE)導入のパートであり、これはトラブルに見舞われた環境すべてに一致するものでした。Trados Studio 2014 SP1はJRE 8が必須となり、アプリケーションのインストーラに同梱されているのですが、これが問題を引き起こしているようでした。

インストールログを精査し、各環境のインストール済みのアプリケーションを調べていくうちに、Microsoft提供のIEでJavaプラグインを無効するためのプログラム「Fix it 50994」が問題を引き起こしていることがわかりました。これがインストールされるとIE上でjavaのコンテンツが無効となり、昨今増加しているJavaプラグインのセキュリティ・ホールをついた攻撃を回避できるメリットがあります。

ただし、このFix itにはJREのインストールを失敗させる副作用があるようです。試しに、このFix itを無効化するプログラム「Fix it 50995」を適用したところ、JREのインストールが無事に完了することを確認しました。

ということで、JREのインストールでエラーが発生する際は「Fix it 50994」が適用済みかどうかご確認ください。解決の糸口になるかも知れません。

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