高速デジタル測定に関する翻訳で、PRBSという言葉が出てくる。
「PRBS」は、Pseudo-random bit sequence(擬似ランダム・ビット・シーケンス)の略である。真の乱数(ランダム性)は、再現性がなく予測できないが、擬似乱数は統計的にはランダムであっても、その生成の仕方から再現性があり予測可能である。この性質を利用して、ビット・エラー・レートやアイ・パターンを測定するためのテスト・パターンとして、PRBSがよく使用される。
PRBSの生成については、信州大学工学部情報工学科の井澤裕司准教授のページの論理回路2の第8章 順序回路の応用(その2) -擬似ランダムパターン発生回路-を参照。