Make-Before-Break(メイク・ビフォア・ブレーク)

測定システムの信号ルーティングに関する翻訳で、Make-Before-Break(メイク・ビフォア・ブレーク)という言葉がよく出てくる(例えば、より良いオシロスコーププロービングのための8つのヒントのp7)。

複数の信号ラインを切り替えてルーティングする際にスイッチが用いられる。スイッチには接点があり、接点を開閉することにより、回路を接続したり遮断する。

常時(スイッチがオフの状態)は接点が開いていて、スイッチがオンになると接点が閉じて(メイクして)回路がつながる接点をメイク接点と呼ぶ。a接点(arbeit contact)、常開接点とも呼ばれる。

常時(スイッチがオフの状態)は接点が閉じていて、スイッチがオンになると接点が開いて(ブレークして)回路が遮断される接点をブレーク接点と呼ぶ。b接点(break contact)、常閉接点とも呼ばれる。

2つの接点があり、一方(A)の接点が閉じていて他方(B)の接点が開いている状態で、スイッチがオンになると、Bの接点を閉じる(メイクする)前にAの接点を開く(ブレークする)動作を行なうものをBBM(ブレーク・ビフォワ・メーク)接点と呼ぶ。c接点(changeover contact)、トランスファ接点とも呼ばれる。

2つの接点があり、一方(A)の接点が閉じていて他方(B)の接点が開いている状態で、スイッチがオンになると、Aの接点を開く(ブレークする)前にBの接点を閉じる(メイクする)動作を行なうものをMBB(メイク・ビフォワ・ブレーク)接点と呼ぶ。

メイク・ビフォア・ブレークの動作については、以下を参照。

OMRON 制御機器のホームページ > テクニカルガイド > 技術解説 > 一般リレー > 用語解説の「MBB(メーク・ビフォワ・ブレーク)接点(ショーティングコンタクト)」

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