日本からの出国と入国事情_2023年3月

2023年2月にオーストラリアを訪問した。その際の出入国状況を書いておく。

まずオーストラリア入国にはワクチン接種3回の証明が必要。英文接種記録アプリを接種のたびに更新しているから、今は4回目の接種記録がアプリに残っている。問題なし。

ただオーストラリアに入るにはETASというビザ取得不要の証明のようなものがいる。スマホのアプリ上から接種証明やマイナンバーカードを読み込んで、601というビザを申請し(20ドル:約1800円)、翌日には”Granted”の通知が来る。旅行中、このビザを見せることは一度もなかった。

出発当日。空港で出国審査。ここがセルフになってから出国がすごく早くなった。この日は修学旅行に行く高校生(贅沢だなあ)と空港で一緒になったが、まったく並ぶことはなかった。私はマスクも取らずに認証された(娘はマスクを取るよう要求された)。どこを見てるのかな。

9時間のフライト後、シドニーで入国審査。これは一応並ぶ。でも早い。簡単な質問をいくつかされてさあどうぞ。Visaの提示や接種アプリの提示はなし。
この時点でマスクをしている人は私たち以外誰もいなかった。ちなみに街中では中国の人は外でもマスクをしていた。電車の中では、オーストラリアの人もマスクをしている。シドニーは国際空港からのアクセスが非常によく、20分ほどエアポートリンクという電車に乗ったら市内に着いてしまった。

滞在中、MardiGrasのパレードがあり、コスプレがすごかった。大学でGender系の勉強をしている娘はいい経験ができたと大喜び。スーパーやレストランにそのままのコスプレで入ってくる。ドイツでもセントパトリックのパレードにかちあったのだが、シドニーの方がコスチュームは過激な感じがした。

さて帰国。座席指定が前もってできないチケットだったため、24時間前にQuantas Airのアプリからチェックイン。往きはその時点でEチケットが発券されたが、帰りはDocumentの確認があるので、発券できないと言われる。

この後日本の電子検疫手続き、Visit Webに登録する。前回はMy SOSへの登録だったが、今回はVisit WebへのWeb登録だった。
やることは同じで帰国便を登録し、接種証明のアプリからダウンロードした画像をアップロード、質問書への回答をアップする。画面が「審査中」ステータスになる。申請したのが、日曜日の夜10時くらいだったが、30分ほどして審査完了の連絡あり。
ログインするとステータスが青になっている。

取り敢えず安心。

翌日、空港に着くとDocumentをチェックするカウンターでいくつかの質問を受ける。
Visit Webに登録したか?と聞かれ、登録済みだと画面を見せるとGood!
ワクチンを何回接種したか?と聞かれ4回と答えると、「4回か、まだいいね。6回、7回接種している人もいるんだよ。」ということだった。

その後自身で荷物をDropして(荷物預けに人がいるカウンターはない)、ゲートへ。

9時間のフライト後、羽田ではこの画面をかざし、誘導に沿って歩く。途中で紙を持っている人やこの画面を見せていない人は横に呼ばれる。

税関申告も電子登録。Visit Webで先に登録しておいて、入国後、荷物受け取りの場所で待つ間に専用機械で登録。写真を撮られて照合。これにより税関はそのままスルー。

あっという間に入国。これも無人。早い!

しかしこの検疫手続事前登録は本当に便利。今回は荷物がなかなか出てこなくて30分くらいかかったが、上手く荷物が出てくれば着陸して飛行機のドアが開いてから15分くらいで外に出られる。デジタル庁、なかなかです。

家電いろいろ

2014年にいろんな家電を買って喜んでいる自身のブログを振り返って読んでみたが、今残っているのはFitbitだけ。

ノンオイルフライヤーは、この時「これはいいです!」と書いていたにもかかわらず、自然と使用しなくなり、Slackで会社のスタッフにいりませんか?と掲示したが誰からも返事はなく、とうとう不燃ごみへ。敗因はまず大きいこと。置き場所をくうのと、取り出したり入れたりが面倒。さらに洗うものがすべて大きい。メリット<デメリットとなり、ごめんなさい。

次にソニックケア。これはメンテナンス費用(つまりブラシ)が高いのと、レスプラスチックを意識しだしてからどうも使いたくなくなってきた。2年で故障するとレビューには書かれていたが、買い置きのブラシがだめになったタイミングでごめんなさい。

残るはFitbit。

モデル「One」から「Charge3」にデバイスをアップグレード(「One」もまだ使えたんだけど)。Smart Watchタイプなので、ヨガのときにも付けていられる。また、Premiumサブスクリプションがキャンペーンで2400円/年になっていたのを機にアップグレードしたことで、睡眠記録の詳細が取れるようになった。
たとえばよい眠りが取れた日のデータ

Power Syncというアプリ(無料版を使用)でApple Healthと同期。これはなかなかいい。Fitbitは2021年にGooleによって買収され、「世界中のすべての人の健康面を支援する」というミッションはそのまま “Fitbit by Google” というブランドになった。
私がFitbitを好むのは余計な機能が付きすぎていないこと。ウェアラブルデバイスでメールを読もうとも思わないし、音楽を聴こうとも思わない。脈拍や呼吸数、睡眠や運動を記録してくれるだけでいい。Fitbitのマインドフルネスは日本人をターゲットにしていないのは明らかでコンテンツは英語ばかりだし、内容的にもサブスクリプション登録しているAppleのMindfulnessアプリの方がいい。睡眠記録だけなら、たぶんPremiumは1年経ってキャンペーンが終了したらやめると思う….

Sharp ヘルシオのホットクック!これはおすすめ。材料を入れてスイッチを押せば、スープ、煮込み、ローストビーフ(低温調理で所要3時間半)、甘酒(所要8時間)などが簡単に、しかも手をかけずにできる。ちょうどこの時娘が家電量販店でバイトしていたので、ポイント等がたくさんつくタイミングを狙ってゲット。
これはホットクックで作ったポタージュ

使うメニューは今のところ限られているが出番はかなり多い。上記ノンフライヤー(フィリップス製)に比べると、やはり日本製の細やかな配慮がそこここに。あまりセンサーがごちゃごちゃ付いたものは好きではないのだが、このホットクックは最低限の配慮でしっかり働いてくれる。この何とも言えない具合が日本製っぽい。

もうひとつ、三菱の冷蔵庫。杏さんがコマーシャルしていたが、時代を反映してこれも働く女性に優しい機能が盛りだくさん。
冷蔵室の中にチルド室があるのだが、この中に入れておくと肉や魚がいい具合に凍ってくれる。ひき肉などは表面だけ凍る感じなので、すぐ解凍できる。また冷凍庫が3つに分かれ(1つは製氷用)、すべて独立しているので、開け閉めの際のロスが少ない。あと製氷システムも含め、パーツが丸洗いできる。便利。
この2つの新家電でかなり食事の支度が効率的にできるようになった。

拭き掃除専門お掃除ロボットのブラーバも電池(11,000円高い!)を取り換えてからは元気に活躍中。私はほうきとお茶殻で先に掃き掃除をして、大きなごみを取ってからブラーバの乾拭きお掃除、水拭きお掃除と進むが掃き掃除をしたら、あとはブラーバにおまかせ。お茶殻にアールグレイとか使っているとほんのりベルガモットが香る中、ブラーバがせっせと拭き掃除をしてくれる。

ハンドマッサージャー
仕事でキーボードを打ちすぎて、帰る頃には力が入らず。このマッサージャーを使用しながら眠るのが定番になった。朝、マッサージャーに手を突っ込んだまま寝ていて、自分で笑える。

せっかく家電王国(今でもそうなのかなあ)の日本にいるからには自分の生活に合ったものを上手に選んで、日々の暮らしを楽しく、リラックスして、少しだけ楽できればいいなと思う。

日本からの出国と入国事情 2022年8月

2022年9月より悪名高い日本の帰国前PCR検査陰性証明提出が撤廃されているが、ワクチン接種3回未満の人は、いまだ(2023年2月現在)入国の際にPCR検査の陰性証明の提出が必要だということは知らなかった!

筆者は2022年7月末にドイツに渡航し、8月10日に帰国している。
もう過去の話になってしまったが、今後どう変わるかを見ていくためにこの時のことを忘備録として書いておこうと思う。

出国は2022年7月29日。行先はドイツ、フランクフルト空港。
航空券予約時は、ドイツは「ブルー」国。つまり日本からの旅行者は指定ワクチンを2回接種していれば問題なし、という扱いだった。ワクチン接種証明はスマホのアプリで海外用のものを発行する。マイナンバーカードの読み込みが必要。

チェックイン時にカウンターでこの証明書を提示するだけだった。

ただ、この時点では、帰国時に日本政府所定のPCR陰性証明の提示が必要だった。日本の基準はかなり厳しく、
– 鼻ぬぐい法と口の中の唾液の両方の検査を実施
– 日本政府所定フォームへの記載が必要
PCR検査は出国前72時間から48時間前に受ける必要がある。

日本所定フォームへの記載というオプションを付けてくれる検査期間はドイツの主要都市にはほとんどあるのだが、価格が高い!
通常の検査は49ユーロなのに、日本独自フォーマットでの証明を、24時間以内に受け取る場合、110ユーロかかる。
でもこれがなければ入国できないのだから仕方がない。
出国の2日前にハンブルク空港の横にある建物の中で検査を受けた。すごーく長い綿棒を見せられて、おびえる….

結果は24時間ぴったりに来た。陰性。PDFに結果が記載されている。滞在先の友人とハイタッチ!川べりで最後のランチを楽しんだ。

帰りの空港でのチェックイン、飛行機への搭乗口でこの証明書(PDFフォーマットの電子ファイル)を提示。
さらに入国前に、この証明書を接種証明書、入国後2週間の滞在先の住所とともに「MYSOS」というアプリに登録する。数分の審査時間があり、ブルーの画面が表示される。
このブルーの画面をまるで水戸黄門の印籠のようにかざしながら飛行機を降り、入国審査へ向かう。
これがあれば、かなりのショートカットがある。ゲートを出てから荷物のバゲッジクレームまであっという間。おまけに私のスーツケースはすぐ出てきて、とても楽だった。

次回はどうなることやら。