家電いろいろ

2014年にいろんな家電を買って喜んでいる自身のブログを振り返って読んでみたが、今残っているのはFitbitだけ。

ノンオイルフライヤーは、この時「これはいいです!」と書いていたにもかかわらず、自然と使用しなくなり、Slackで会社のスタッフにいりませんか?と掲示したが誰からも返事はなく、とうとう不燃ごみへ。敗因はまず大きいこと。置き場所をくうのと、取り出したり入れたりが面倒。さらに洗うものがすべて大きい。メリット<デメリットとなり、ごめんなさい。

次にソニックケア。これはメンテナンス費用(つまりブラシ)が高いのと、レスプラスチックを意識しだしてからどうも使いたくなくなってきた。2年で故障するとレビューには書かれていたが、買い置きのブラシがだめになったタイミングでごめんなさい。

残るはFitbit。

モデル「One」から「Charge3」にデバイスをアップグレード(「One」もまだ使えたんだけど)。Smart Watchタイプなので、ヨガのときにも付けていられる。また、Premiumサブスクリプションがキャンペーンで2400円/年になっていたのを機にアップグレードしたことで、睡眠記録の詳細が取れるようになった。
たとえばよい眠りが取れた日のデータ

Power Syncというアプリ(無料版を使用)でApple Healthと同期。これはなかなかいい。Fitbitは2021年にGooleによって買収され、「世界中のすべての人の健康面を支援する」というミッションはそのまま “Fitbit by Google” というブランドになった。
私がFitbitを好むのは余計な機能が付きすぎていないこと。ウェアラブルデバイスでメールを読もうとも思わないし、音楽を聴こうとも思わない。脈拍や呼吸数、睡眠や運動を記録してくれるだけでいい。Fitbitのマインドフルネスは日本人をターゲットにしていないのは明らかでコンテンツは英語ばかりだし、内容的にもサブスクリプション登録しているAppleのMindfulnessアプリの方がいい。睡眠記録だけなら、たぶんPremiumは1年経ってキャンペーンが終了したらやめると思う….

Sharp ヘルシオのホットクック!これはおすすめ。材料を入れてスイッチを押せば、スープ、煮込み、ローストビーフ(低温調理で所要3時間半)、甘酒(所要8時間)などが簡単に、しかも手をかけずにできる。ちょうどこの時娘が家電量販店でバイトしていたので、ポイント等がたくさんつくタイミングを狙ってゲット。
これはホットクックで作ったポタージュ

使うメニューは今のところ限られているが出番はかなり多い。上記ノンフライヤー(フィリップス製)に比べると、やはり日本製の細やかな配慮がそこここに。あまりセンサーがごちゃごちゃ付いたものは好きではないのだが、このホットクックは最低限の配慮でしっかり働いてくれる。この何とも言えない具合が日本製っぽい。

もうひとつ、三菱の冷蔵庫。杏さんがコマーシャルしていたが、時代を反映してこれも働く女性に優しい機能が盛りだくさん。
冷蔵室の中にチルド室があるのだが、この中に入れておくと肉や魚がいい具合に凍ってくれる。ひき肉などは表面だけ凍る感じなので、すぐ解凍できる。また冷凍庫が3つに分かれ(1つは製氷用)、すべて独立しているので、開け閉めの際のロスが少ない。あと製氷システムも含め、パーツが丸洗いできる。便利。
この2つの新家電でかなり食事の支度が効率的にできるようになった。

拭き掃除専門お掃除ロボットのブラーバも電池(11,000円高い!)を取り換えてからは元気に活躍中。私はほうきとお茶殻で先に掃き掃除をして、大きなごみを取ってからブラーバの乾拭きお掃除、水拭きお掃除と進むが掃き掃除をしたら、あとはブラーバにおまかせ。お茶殻にアールグレイとか使っているとほんのりベルガモットが香る中、ブラーバがせっせと拭き掃除をしてくれる。

ハンドマッサージャー
仕事でキーボードを打ちすぎて、帰る頃には力が入らず。このマッサージャーを使用しながら眠るのが定番になった。朝、マッサージャーに手を突っ込んだまま寝ていて、自分で笑える。

せっかく家電王国(今でもそうなのかなあ)の日本にいるからには自分の生活に合ったものを上手に選んで、日々の暮らしを楽しく、リラックスして、少しだけ楽できればいいなと思う。

日本からの出国と入国事情 2022年8月

2022年9月より悪名高い日本の帰国前PCR検査陰性証明提出が撤廃されているが、ワクチン接種3回未満の人は、いまだ(2023年2月現在)入国の際にPCR検査の陰性証明の提出が必要だということは知らなかった!

筆者は2022年7月末にドイツに渡航し、8月10日に帰国している。
もう過去の話になってしまったが、今後どう変わるかを見ていくためにこの時のことを忘備録として書いておこうと思う。

出国は2022年7月29日。行先はドイツ、フランクフルト空港。
航空券予約時は、ドイツは「ブルー」国。つまり日本からの旅行者は指定ワクチンを2回接種していれば問題なし、という扱いだった。ワクチン接種証明はスマホのアプリで海外用のものを発行する。マイナンバーカードの読み込みが必要。

チェックイン時にカウンターでこの証明書を提示するだけだった。

ただ、この時点では、帰国時に日本政府所定のPCR陰性証明の提示が必要だった。日本の基準はかなり厳しく、
– 鼻ぬぐい法と口の中の唾液の両方の検査を実施
– 日本政府所定フォームへの記載が必要
PCR検査は出国前72時間から48時間前に受ける必要がある。

日本所定フォームへの記載というオプションを付けてくれる検査期間はドイツの主要都市にはほとんどあるのだが、価格が高い!
通常の検査は49ユーロなのに、日本独自フォーマットでの証明を、24時間以内に受け取る場合、110ユーロかかる。
でもこれがなければ入国できないのだから仕方がない。
出国の2日前にハンブルク空港の横にある建物の中で検査を受けた。すごーく長い綿棒を見せられて、おびえる….

結果は24時間ぴったりに来た。陰性。PDFに結果が記載されている。滞在先の友人とハイタッチ!川べりで最後のランチを楽しんだ。

帰りの空港でのチェックイン、飛行機への搭乗口でこの証明書(PDFフォーマットの電子ファイル)を提示。
さらに入国前に、この証明書を接種証明書、入国後2週間の滞在先の住所とともに「MYSOS」というアプリに登録する。数分の審査時間があり、ブルーの画面が表示される。
このブルーの画面をまるで水戸黄門の印籠のようにかざしながら飛行機を降り、入国審査へ向かう。
これがあれば、かなりのショートカットがある。ゲートを出てから荷物のバゲッジクレームまであっという間。おまけに私のスーツケースはすぐ出てきて、とても楽だった。

次回はどうなることやら。

倍速視聴について

クライアントのポータルに部分的にアクセスできる権利を持っているため、1年に1度セキュリティや行動規範に対するトレーニングを受ける必要がある。コンテンツは動画やテキストで構成され、内容的にはよくできていると思うのだが、今年受けて驚いたのは、ナレーションのデフォルトで設定されている速さが、私の感覚でほぼ1.5倍速くらいの速さになっていることだった。0.75倍にしたら普通くらい。

つい先日、NHKの朝の番組で動画の倍速視聴が取り上げられていた。動画や映画の視聴量を増やすために、常に倍速で観ているという人が思ったより多いことに驚いた。
(参考:https://www.nhk.jp/p/asaichi/ts/KV93JMQRY8/episode/te/M6J5RLZX34/)

動画を倍速で観ると、身体への負荷は大きいらしい。頭が興奮状態になり、寝る前にはお勧めできないそうだ。また情緒や感情が十分に発達しきっていない子供にも悪影響があるらしい。
歌のイントロもここ10年でかなり短くなったそうだ。つまりみんな
「忙しくてじっくり聞いてられないよー!」
ということらしい。

私は、個人的にはストーリーを追う映画よりもゆったりと情景や感情を映し出す映画が好きだ。ヴィスコンティの「山猫」はマイベストだが、この映画ではほぼセリフのない舞踏会の場面が延々と続く。でもそれをゆっくり観ることで、その世界にどっぷりと浸ることができる。これを倍速で観たら、情緒も何もないよなーと思ってしまう。

オンラインでの授業を受けている娘もよく倍速視聴をしている。まったりとしてつまらないんだもん!という。
オンライン授業ならそういうこともあるかもなーと思う。

結局、そのトレーニングはデフォルトの速さ(私感覚で1.5倍)で受けた。

2時間かかって、すごく疲れた。