佐村河内守さん

佐村河内守(さむらごうち まもる)さんをご存知ですか?
現代のベートーベン。
この1ヶ月の間にNHKスペシャル・めざましテレビ・中居正広の金スマ・
Eテレの交響曲第一番HIROSHIMAと立て続けに見ました。

広島出身の被爆2世で、現在49歳。35歳の時に聴力を完全に失い今も
週のうち半分は吐き気と頭痛で起き上がることが出来ないそうです。
365日24時間ずっと重低音の耳鳴りを想像できますか?
いつも工事現場にいるような耳鳴りの中かすかに旋律が降りてきて
作曲するのだそうです。
絶対音感と良く耳にはしますが、まったく聞こえないのに70分以上の
交響曲を作曲したなんて・・・
それだけでも涙が出ました。

27日にEテレで全楽章聞きましたが、まったく信じられません。
もしもこの世に神様がいるならこの人ならどんなに苦しくても
出来るとこんな試練を与えたのでしょうか・・・
私には絶対無理。凡人に生まれてよかったです。

特に第3楽章の鐘の音は、胸にぐっときました。
CDやネットでこの曲を聞いた東北の被災地の方たちが癒されたそうですが
この方の人生そのものが勇気を与えてくれる気がします。

ブイヤベースとお国柄の違い

先日テレビを見ていたら、フランスのマルセイユからさらに奥に入った港町で漁師さん仕込みのブイヤベースを紹介していた。すごかったあー。まず取った魚を仕分けして大きなものと小さなものに分ける。そして小さなものは「だし」用にするのだが、とにかくうろこも内臓も取らずにどばーっと鍋に入れ、1時間ほどぐつぐつ煮込む。この時にフェンネル、ローリエ、パセリ、タイムなどのたっぷりのハーブを入れる。濾しておく。
大きい魚はメイン用にうろこと内臓を取り海水で洗う。大鍋でニンニク、玉ねぎをオリーブオイルで大量に炒め、そこに先ほどのスープを入れる。ここからは時間勝負。大きな魚を入れ、上にスープをかけながら10分ほど煮る。先にジャガイモの茹でたものをスープに入れておく。
ニンニクとからし、卵の黄身、オリーブオイルをミキサーにかけ「ルイユ」というソースを作る。これをかたいフランスパンに塗ったものを用意しておく。
魚に火が通ったらできあがり。
まずスープボールにルイユをたっぷり塗ったフランスパンを並べ、そこにスープをたっぷり加える。パンがスープを吸って、スープを食べる感じ。
うーんおいしそう。次にメインの魚にまたルイユを付けて食べる。たっぷり一人一匹のカサゴ、とか鯛がサーブされる。

buiyaあまりにおいしそうだったので、作ってみた。もちろん同じ材料は入らないからアレンジはMUST。だしは鱗も内臓も取った鯛のあらだけを使ったし、ワインを一杯入れてみた。フェンネルはなかったから八角の粉末とサフランをたくさん入れた。ゆうに半日かけて作ったブイヤベース。
おいしかったあ……

ミクニさんの言葉だが、「フランス料理は足し算、日本料理は引き算」。そのとおり。内臓の臭みをハーブを加えて取り、うまみに変える。血合いを全て取って臭みを取って潮汁にする日本料理のやり方となんと違うことか。
料理だけではない。フランス人は自分の体臭と混ぜていい香りになるコロンをつけてにおいを消す。日本人は毎日お風呂に入り、においを消す。たぶんこういうお国柄も翻訳に通じるところがあるのだろう。丁寧な、余分なものをそぎ落とした、でも内からでてくるコクがある、そんな翻訳を出していきたい。

異星言語の翻訳サービスを開始します

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デプロは、長年に渡る異星言語学(xenolinguistics)研究の成果として、異星言語に特化した翻訳システムをクラウド上に構築しました。地球上のあらゆる言語をサンプリングし、統計的機械翻訳の手法を大胆に取り入れた画期的な翻訳エンジンをベースに、以心伝心のコミュニケーションをお約束いたします。

些細なミスコミュニケーションがカタストロフィックな星間紛争の引き金となることは、「伝説巨神イデオン」の例をひくまでもなく明らかなことであり、宇宙時代を迎えた人類にとって、今そこにある危機といえます。弊社はこのような悲劇的な未来を回避すべく、システムの強化とリーズナブルなサービスを目指し、日々全力を尽くしてまいります。

翻訳例:

ゼントラーディー語(仮表記としてカタカナを使用) 日本語訳
ゼントラン テ メルトラ タルケ ダカン! 男と女が同じ場所にいるぞ!
ヤック デカルチャー! 何と恐ろしい!
ミ デブランダカン ヤット デ アルケス あの艦にいったい何があるというのだ