lessplasticな暮らしへ

洗濯物干し用に使用していたハンガーの上部が何となく白くこすれたようになっていることに気づいた。「これ、まずいかも」と思い、調べてみたらやはりマズイ。こすれてはがれたプラスティックはマイクロプラスティックとなり、外にばらまかれたら永遠に消えることなく、エコシステムの中に入っていってしまう。すぐに処分したほうがいい、とリコメンドされていたので、思い切って全部ステンレスに買い替えた。30本2380円。よく見ると洗濯ばさみも危ないのが何個かある。薄い青色の洗濯ばさみが多いのは、一番紫外線の影響を受けにくいからだそうだ。知らなかった。それでも限度はある。洗濯ばさみ、布団ばさみも処分して、ステンレスのピンチに買い替えた。大小のピンチ、合わせて4200円。うーーん、高いけど、ずっと使えるし。

これまで、エコバックを持ち歩く、などの消極的なプラスティック削減は行っていたが、暮らしを変える積極的なアクションは起こしていなかったことに気づく。

ドイツ人の友人の18歳の娘は、プラスティックで包装されているものは使用しないことにしているそうだ。彼は娘へのお土産に瓶入りのものを探していた。彼女は13歳から動物愛護の観点からベジタリアンになったとも聞いていた。日本人の18歳でこのように考える子は何人いるだろう。私の娘も含め、環境問題を授業やディスカッションで話し合うことはあっても、私と同じく積極的な削減に貢献しているとはとても言えない。
うちも少しずつ脱プラスティックを目指すことにした。

1年ほど前から宮本製作所のマグネシウムで洗う「洗濯まぐちゃん」(https://www.miyamotoss.co.jp/) を使っているので、洗濯洗剤は使っていない。汚れは十分落ちるし、においもない。生乾きのにおいは全くしない。また基本的に湯シャンなので、シャンプーも減らない。

残り物の保存によく使うサランラップも蜜蝋ワックス紙を購入して使うことにした。うまく使いこなせたら自分で作ってみよう。
家のあちこちにある小さな瓶を集めて煮沸し、タッパやラップ代わりに使うことにした。驚いたことに大小さまざまな大きさのものが10個以上もあった。

lessplasticというサイト (https://lessplasticlife.com/) があり、プラスティックを使用しない暮らしのさまざまなアイデアを提供してくれている。

全部を一気に変えることは難しいけど、今あるものを使い切ったら、次に買うのは少しでもプラスティックの少ないものを。そう考えることにした。
一人でも1家庭でもそう考える人が増えることが大切だと思う。