Enterprise architecture(エンタープライズアーキテクチャ)

組織構造を明確にし、目的やミッションを実現するために組織の最適化を目的にした手法といったところだが、見慣れない用語だけにピンとこないかもしれない。大企業、自治体、政府機関などの巨大組織では、組織の構成要素も数多く内外を含めた相互関係も複雑である。これらを明確に記述し、構造の体系的な理解、業務やシステムの標準化、明確なリソースの位置づけなどを図り、いわゆる可視化や見える化を進めることで、無駄の排除(コスト削減)や高度な意思決定支援に結び付けている。組織としての在り方、あるべき姿を問う手法と言える。

Transfer per second(T/s)

計測器の翻訳に、T/s(Transfer per second)という単位が出てくる。例えば、PCI ExpressR rev. 3.0のレシーバ・ストレス・テストで信号を正確に校正することにより、8 GT/sのデータ・レートでの相互運用性を保証がある。

1 T/s(Transfer per second)とは、「1秒間にデータを1個転送する」ことである。データ転送速度にTransfer per secondが使われるのは、バス幅(DIMMモジュールのバス幅が64ビット、グラフィック・カードのメモリ・バス幅が256ビットというように表現される)や1クロック当たりのデータの転送個数(DDRメモリでは2個、DDR2メモリでは4個、DDR3メモリでは8個)などによりデータ転送速度が変わるからである。

例えば、DIMMモジュールのDDR3-1600(PC3-12800)という表記では、1600は1600 MT/s(200 MHz(クロック周波数) × 8(1クロック当たりのデータの転送個数))の意味で、12800は12800 MB/s(1600 MT/s × 64(バス幅) / 8(1バイトは8ビット) =12800 MB/s)の意味である。DDR3メモリの動作(クロック)周波数が200 MHzといってもデータ転送速度の指標にならないのである。