2016年 ゼッタバイトの世界

zetabyte業務用ネットワーク機器製造大手、シスコ・システムズの発表したレポートによれば、2016年にインターネットの年間トラフィックが1.3ゼッタバイト(ZB)に達する見込みだそうです。

ちなみに、1ZB≒10億TBとなります。1TBのHDD10億台分と言われたところで、もはや想像もつきません。しかも、この数値は1年間にネットを流れるデータの総量ということですから、実際にはこれよりも多くのデータが生み出されると考えられます。本当に途方もない話です。

とはいえ、これは遠い未来の話ではありません。4年後にはおそらくこの通りになると思われます。データを活かすも殺すもユーザ次第。膨大なデータを手懐けられるか否か、我々の英知が試されることになりそうです。

グローバルIPトラフィック、2016年に1ゼッタバイトを突破(computerworld.jp)

Self branding(セルフブランディング)

この用語がどういった文脈で使われているのかをしっかりと把握しないと、とんでもない誤訳につながる場合がある。英語の感覚からすれば、消費者が自身のコンセプトを、ブランドの持つイメージにオーバーラップさせていくような消費者行動に近いニュアンスだ。つまり、Self~とあったら、自分で~するといった感覚だ。だが、日本でセルフブランディングと言う場合は、自身の認知度を高めるために、自己アピールすることによって自分自身のをブランド化を図る意味で使われる。パーソナルブランディングが企業のイメージアップを目指すのに対して、組織を切り離して個人として自らをプロモーションすることと捉えている。パーソナルブランディングとセルフブランディングは、そういった意味でも明らかに異なる。だが、英語圏でSelf brandingと言う場合は、さらに別の意味合いがあることも頭に入れておく必要がある。安易に訳さず、先ずは文脈を読み取ろう。因みに、Private brandとも意味はまったく異なるので、混同しないように。

intermodulation distortion(相互変調歪み)

計測器の翻訳に、”intermodulation distortion”という言葉が出てくる。略して、IMDと記されることも多い。これは、非線形デバイス(入力と出力の関係が線形(比例)でないデバイス。理想的なアンプは出力が入力に比例する線形デバイス)に、周波数の近接した複数の正弦波を入力したときにそのデバイスの出力に生じる。

図1


図1に示すような、出力電圧が入力電圧の3次式で表わされるわずかに非線形なデバイスを考える。デバイスの入力に周波数が近接した(ω1≒ω2)2つの正弦波(2トーン信号)を入力すると、三角関数の公式から、図2に示す成分がデバイスの出力に現れる。

図2


各成分の振幅を周波数軸に対してプロットすると、2つの正弦波の基本波周波数(ω1とω2)に近接した3次の相互変調歪み成分(2ω1-ω2、2ω2-ω1)が現れる(図3)。この3次の相互変調歪み成分の振幅は、その成分の振幅を表わす係数から、2つの基本波成分が1dB変化したとき、3dB変化する。

図3


ここでは、入力信号として2トーン信号を使用して説明したが、一般に、デバイスが非線形であれば、3つ以上の入力トーンに対しても相互変調歪み成分が生じる。例えば、ある周波数帯を細かいチャンネルに分割して多数の通話を行っている携帯電話などでは、その送信機のアンプに非線形性があると、その出力の相互変調歪み成分が隣のチャンネルと干渉したり(隣接チャンネル漏洩電力と呼ばれる)、スペクトラム・リグロース(spectral re-growth)の原因になる。