time-of-flight(飛行時間)

データ収集測定の翻訳で、time-of-flight(飛行時間)という言葉が出てくる(例えば、AXIe高速デジタイザ/広帯域デジタルレシーバーのp2)。

デジタイザのアプリケーションとして”time-of-flight”という言葉が出てくる場合は、飛行時間型質量分析計を意味する場合が多い。飛行時間型質量分析計はTOFまたはTOF MS(Time-of-Flight mass spectrometer)と略されることがある。飛行時間型質量分析計の原理は、試料にパルスレーザを当て、電離した荷電粒子(イオン)を一定の電界で加速して、検出器までの飛行時間を計測することにより、質量を求める方法である。

飛行時間型質量分析計については、以下を参照
九州大学中央分析センター センターニュース(Vol.14 No.3 1997)
飛行時間型質量分析

秋深まってビールがうまい

10月1日の東京における最高/最低気温は、それぞれ31℃/25℃というまるで夏のような陽気でした。

それから20日あまりが経過して街中を包んでいた金木犀の香りもいつしか消え、この1週間くらいでようやく秋らしくなって来たように思います。

こんな季節にはゴクゴクと喉越しのビールより、ちょっと濃いめのビールが恋しくなります。パッと思い浮かぶのはデュンケル・ヴァイツェンとか、アンバー・エールあたりでしょうか。

さらに、秋の味覚をアテにすればもう完璧です。「天高く馬肥ゆる秋」などというのは野暮かもしれませんが、食べ過ぎ飲み過ぎには注意したいところです。

USB

計測関係の翻訳で、USBという言葉がよく出てくる(例えば、Infiniium オシロスコープによるUSB 2.0 コンプライアンス・テスト)。

USBは、Universal Serial Busの略で、PCと周辺機器(キーボード、マウス、USBメモリなど)との接続に広く使用されている。しかし、USB 2.0になってから、理論上の最大データ転送速度が480Mb/sとなり、規格が複雑になっている。認証テストに合格するには、USB 2.0の仕様書を理解する必要があるが、そのためには、デジタル信号だけでなく、アナログ信号や高速シリアル通信に関する基礎知識が必要である。

USB 2.0インタフェースの設計に関する詳細は、以下を参照。
設計の基本は仕様の理解 ―高速シリアル通信を実現するために知っておくべき最低限の知識

USB 3.0インタフェースについては、以下を参照。
新規格USB3.0、計測面ではどう変わった?