秋深まってビールがうまい

10月1日の東京における最高/最低気温は、それぞれ31℃/25℃というまるで夏のような陽気でした。

それから20日あまりが経過して街中を包んでいた金木犀の香りもいつしか消え、この1週間くらいでようやく秋らしくなって来たように思います。

こんな季節にはゴクゴクと喉越しのビールより、ちょっと濃いめのビールが恋しくなります。パッと思い浮かぶのはデュンケル・ヴァイツェンとか、アンバー・エールあたりでしょうか。

さらに、秋の味覚をアテにすればもう完璧です。「天高く馬肥ゆる秋」などというのは野暮かもしれませんが、食べ過ぎ飲み過ぎには注意したいところです。

USB

計測関係の翻訳で、USBという言葉がよく出てくる(例えば、Infiniium オシロスコープによるUSB 2.0 コンプライアンス・テスト)。

USBは、Universal Serial Busの略で、PCと周辺機器(キーボード、マウス、USBメモリなど)との接続に広く使用されている。しかし、USB 2.0になってから、理論上の最大データ転送速度が480Mb/sとなり、規格が複雑になっている。認証テストに合格するには、USB 2.0の仕様書を理解する必要があるが、そのためには、デジタル信号だけでなく、アナログ信号や高速シリアル通信に関する基礎知識が必要である。

USB 2.0インタフェースの設計に関する詳細は、以下を参照。
設計の基本は仕様の理解 ―高速シリアル通信を実現するために知っておくべき最低限の知識

USB 3.0インタフェースについては、以下を参照。
新規格USB3.0、計測面ではどう変わった?

Constellation(コンスタレーション)

デジタル無線通信測定に関する翻訳で、constellation(コンスタレーション)という言葉がよく出てくる(例えば、エラー・ベクトル振幅(EVM)を利用したベクトル変調信号の解析・トラブルシュートのp7)。

constellationの一般的な意味は「星座」であるが、デジタル変調の分野では、横軸を搬送波と同じ位相(同相成分、In Phase)の軸(I軸とも呼ばれる)、縦軸を搬送波と直交する位相(直交位相成分、Quadrature Phase)の軸(Q軸とも呼ばれる)とした平面に、デジタル変調信号(例えば、BPSKでは2個(1ビット)のシンボル・ポイント、QPSKでは4個(2ビット)のシンボル・ポイント、16QAMでは16個(4ビット)のシンボル・ポイント)を表したものである。

デジタル変調およびコンスタレーションについての詳細は、以下を参照。
変調のいろいろ
㈱サーキットデザインの無線技術を学ぶ上の基礎知識
通信システムのディジタル変調入門編