資産台帳や資産目録、品目(を作成)、棚卸し(をする)といった意味だが、IT資産に関しても、例えば企業は自社が所有するIT機器やソフトウェアなどの詳細な情報(取得年月日、契約形態、設置場所、品名、型番、性能、容量などのスペック、ネットワーク関連情報、ソフトウェアのライセンス内容など)を項目別に詳細にまとめて管理している。こういった管理するための情報やその行為を、IT分野では”インベントリ”とか”インベントリ作成”と訳す。会計分野においては、資産を一元的に管理するために必要な財産目録と言える。これらインベントリの作成や管理を支援するツールなどもある。企業では、機器類の新規購入、増設、ソフトの更新、廃棄、原価償却などが常に発生するためインベントリ管理の効率化が求められるわけだが、そこにビジネス市場が存在する。