Engagement(エンゲージメント)

Engagementは、このコラムでも再登場である。この単語を訳すときには、特に注意が必要なだけに再度コメントしておこう。

Engagementを安易に”関係”と訳す翻訳者がいたりする。文脈によっては差し支えない場合もあるが、その定義が明確になされていないと、意味の通じない支離滅裂な訳文になったりする。特に、ITやマーケティング分野のドキュメントに出てくるengagementを訳す場合には注意が必要だ。プロの翻訳者なら、この言葉の持つ概念を十分に理解しておきたい。

辞書を調べても、どうも概念が今一つ掴めないという翻訳者のために、敢えて日本語的に一言に訳して説明するとしたら、「双方(互い)の成長に貢献し合う関係」「相互貢献的な関係性」とでもなるだろう。単なる、”関係”(relationship)を意味しているのではない、ということは理解できるだろう。

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