Reputation(レピュテーション、レピュテーション技術)

ITドキュメントに”Reputation”と出てきたら、ほとんどの場合、レピュテーション、または”レピュテーション技術”を意味する。通信相手の”評判”を調べ分析し、点数化や重み付けなどをして”怪しさ”を判断するセキュリティ技術の一つ。正確に表現するとしたら”Reputation-based security technology(レピュテーションベースのセキュリティ技術)”となる。長ったらしいので、単に”Reputation”とか”Reputation technology”と表記したりする。ネット上の脅威は、高度化、複雑化、緻密化している。進化を続ける脅威。まさに、俊敏に攻撃の連鎖を切断していかなければならない。そこにビジネスが生まれるのだが…。ビッグデータをうまく活用すれば、さらに新しいセキュリティ技術が生まれるだろう。その分、脅威も増大するのだが…。あ~”イタチごっこ”。

Data explosion(データ爆発→)

Data Explosionとは、”データの爆発的な増加”を意味する。”爆発”という表現は好みではないが、”データ爆発”として市場に浸透してきている。”データの激増”とか”データの膨大化”と言いたいところだが、その程度の表現では言い表せられないほどのスピードで、驚異的に、爆発的に増え続けている状況を表現するのには、”爆発”という言葉が単純でわかりやすいとも言える。多様化を伴った”データ爆発時代”の到来で、際限なく増殖するビッグデータをどう分析し、どういった価値を創出していけるのか。データ悪用やさまざまな”脅威”に対する対策をどう講じていくのか。情報爆発(Information explosion)の雲の下で複雑さを増しているIT社会。”シンプルさ”がキーワードともなっている。

Big data(ビッグデータ)

IT関連のドキュメントを翻訳していると、使用される用語の傾向やその頻度によって、ITビジネスの明日が見えてくる。ここ1~2年、頻繁に聞かれるようになったビッグデータとは、通常のデータベース管理ツールなどでは手に負えないような膨大な(数量的には莫大)な量のデータの集まりを意味する。そのビッグデータをどう活用していくかで、企業の将来も変ってくるのだろう。因みに、Large dataは通常、サイズを表現する場合に使い、大容量データを意味する。混同して使われたりするので、文脈をしっかりと把握して訳す必要がある。