人間工学周辺機器使ってみた

コピペをしすぎて、小指が痛くなり、また、マウスの使い過ぎで右手の筋肉がぴくぴくする。
もう何年もHP製のキーボードを使っている。このキーボードはデザインもいいし、タッチも快適なのだが、押すのに割と力が必要で、特に年齢とともにだんだん小指の筋肉が弱くなり、TradosでTMからの取得の際に使うCtrl+Tの「t」が翻訳単位内に残ったり、保存の際の「s」が残ったりというミスがめだってきた。(エンジニアに相談したら、「小指鍛えれば?」と言われた。そっちー??!)

緩和のため何かできることはないかと、キーボードとマウスパッドを変えてみた。
マウスパッドは肘まで置けるようになっていて、肘が浮くことにより、こすれがなくなる。なかなか。

キーボードは前から使ってみたかった人間工学を使ったデザイン、サンワサプライのエルゴノミクスキーボード SKB-ERG5BKを買ってみた。Amazonでの評価は3.6。
特長はキーボードが真ん中で2つに分かれ、トラックボールがついている。懐かしいなあ。キーの間隔も狭いらしい。

確かに小指の負荷は減ったが、いくつかの不都合あり。
1.Shiftキーが小さい。手を開いた状態でキーボードに手を置けるのはいいのだが、Shiftキーを押そうとすると隣のキーを押してしまう。
2.Deleteキーが右上にあるが、ちょっと快適には届かない。その下のHomeを押してしまう。キーの割り当てを変える必要あり。
3.Bが2つに分かれたキーの右側にない。Bは左手で押す仕様らしい。
4.Backキーの代わりにHomeキーを押してしまう。
テンキーがないのは特に気にならないが、上記4点はなかなかハードルが高く、今でもものすごくたくさんタイピングしなくてはいけないときは以前のHP製に戻ってしまう。
もう少し使ってみよう。

ありがとう。

父、眠る!
父ちゃん、もう力つきてしまいました。
ただ静かに穏やかな顔して眠っています。
父ちゃん、本当にありがとう!

作年1月某日に届いた姉からのメール。覚悟はしていた。帰心矢の如しだが、駆けつけることが叶わなかった。新型コロナ禍の真っ只中、島には戻れなかった。いや、無理矢理にでも戻ることはできたはずだった。

明日のない世界へ旅立つ父を「おとう!」と呼びかけて見送ることができなかった。きっと「おとう」は病に伏せながらも、”順は必ず顔を見せてくれる”と信じていたに違いなかった。

かつてわたし(順)は、東西冷戦時代の諜報戦の現場に身を晒していたことがあった。その影響で、一線を退いてからも何年間かは身内との接触を完全に封じざるを得なかった。わたし自身を含め、身内へ深刻な危害の及ぶ恐れが多分にあったからだ。それだけは、人生を賭しても防がなければならない。

身内のほとんどが、連絡のつかないわたしの存命をあきらめ、失踪宣告の手続きをすべきとの判断をしていたようだった。その中にあっても「おとう」だけは、”順は必ず生きている””生きて必ず帰ってくる”と頑なに譲らなかったという。

一昨年の春、父は倒れ入院した。食べることの難しくなった父は胃瘻カテーテルを装着した。しかし、病床にありながらも胃ろうを抜去しようとするために、身体拘束帯(ミトン)を着けさせられたようだった。それを聞いたときには、恐怖のような胸の痛みを覚えた。冷戦時代の現場で何度か死を覚悟する局面に陥ったときでさえ、感傷的になることはあっても恐怖を感じることはなかった。

恐怖の中にあっても、穏やかな顔をして眠っていたという父。やはりわたしの「おとう」様だ、と1年を経て改めて、父の人間としての尊厳と偉大さを感じている。物心ついたときからの父の教示は、そこに耐え難き理不尽な厳格さはあったものの、人生を賭してでも守るべき道を示すものだった。

ワクチン接種に見える国民性

最近、海外のクライアントとの電話会議の最後は「どう?ワクチンの進み具合は?」となる。

イスラエル、ダントツに早い。すでに12歳以下の子供も含め、一家全員2回終わった!という。イスラエルの字幕コンテンツの翻訳で「もうコロナも収束したが、」という表現があった。弊社の校正者は「たとえコロナが収束したとしても」と訳していた。さすが、これもローカライズ。

フランスも早い。別々なところに暮らすフランス人の友人は3人とも、すでに40歳以下なのに2回接種が終わっているか、7月頭に終わるという。
ドイツもフランス同様。
この2国は国内のレストランやお店はほぼ前通りに戻っているそうだ。11時から朝7時までは制限があるらしい。すでにワクチンパスポートを提示すれば旅行もできるのだ。それなのに、遅すぎる!と政府への批判は強いという。

中国は、まだまだ、らしい。何せ絶対数が多い。接種を個人で申請し、割り当てられたところに行って接種。お土産をもらえるところもあるらしい。

今回のワクチン接種では国民性というか、国の政策が見えたように思う。日本はようやく高齢者接種が50%を超えようとしている。一旦動き始めると日本はシステマティックに動く。何せ100年に一度のパンデミック。政府を批判ばかりするのではなく、この経験をきちんと分析し、次に活かすことを考えていきたい。日本はこういうのは得意なのでは?