Windows 7への移行も順調に進んでいたところ、ちょっとした問題に遭遇してしまいました。その原因と解決法をご紹介します。
問題:
特定のhtmlファイルをIE9で開くと、何も表示されないか、ブラックアウトしてしまう。
解決法:
フォントフォルダにインストールされている次の(Postscript)Type1フォントを削除する。
「Courier、Helvetica(場合よってはTimes、Symbol)」
事の発端は、同じWin7でも環境によって表示できないオンラインヘルプがあるということでした。キャッシュの消去や設定の初期化、ビデオドライバの更新などを行いましたが、問題は解決出来ませんでした。
あれこれ調べていくうちに、次のサイトに辿り着きました。
- Internet Explorer 9 Type 1 Font Bug, Helvetica IE9 Bug(Bobby Jones | Web Design)
IE9にはType1フォントを上手く扱えないバグがあるとのこと。CSSにHelveticaやCourierの指定があると問題が発生します。回避策は該当するフォントを削除する、あるいはIE9用CSSを使用するなどが紹介されています。
MSはこの問題を把握しており、今後修正するとしています。しかし、IE10にも同様な問題があるところをみると、修正のプライオリティは残念ながら低いようです。
今回のケースはWin7の問題と言うよりもブラウザの問題なのですが、IEで開けないページがあるようでしたら、まずはフォントフォルダをご確認いただければと思います。WindowsでType1フォントをインストールするユーザといえば、デザイン、DTP業界かと思いますので、くれぐれもご注意いただければと思います。