以前は、ほとんどのケースで容量と訳しても問題はなかった。だが昨今は、文脈を読み取って訳しわける必要が増えてきた。特に、データセンターについて記述している場合は注意が必要だろう。データセンターのキャパシティ(施設全体としての能力など)と電源容量やストレージ容量などとは文意を理解して訳しわけすべきである。どちらも容量としてしまうと、読者が混乱することになる。
上島珈琲店
コモディティ化を噛みしめる
つい最近、ファイルサーバのHDDが不調になり、交換を行いました。
購入したドライブは1TB、価格は1万円未満です。一時期、タイの洪水の影響で価格が高騰しましたが(主要メーカーの生産工場があるため)、ようやく落ち着いてきたようです。
十数年前だったら、1GB(1TBの1/1000)のドライブが3万円くらいだったかと思います。購入するのにも、ちょっとした決断が必要でした。わざわざ秋葉原に出掛け、安い店を探して彷徨った記憶があります。
それから時は流れ、今ではもはや消耗品の扱いです。予備も含めて2台買いすることも珍しくありません。一方、この10年で製造メーカーの淘汰は進み、Seagate、WD、東芝など数社になってしまいました。
我々ユーザにとってはいい時代になりましたが、メーカーにとっては厳しい生存競争が続いてゆきます。