“市場の影響”と誤訳してしまいそうな用語。通常は市場要因と訳すが、金融/証券などの分野では、実勢相場を意味するケースもある。因みに、Market influenceとは意味が異なるので注意が必要だ。Market influenceは、”市場への影響(力)”とか”市場の影響(力)”と訳す。が、”~への”と”~の”では意味がまったく異なるので、文脈を理解して訳す必要がある。英文では、誤解を避けるために、通常は”Market impact”を使う。つまり、Market impactを”市場への影響(力)”と訳す。ただ、impactは”効果”と訳した方が文意として座りがいい場合もあるので、しっかりと文脈を読み取ろう。
Ease of operation(使いやすさ)
迷うこともなく”使いやすさ”と訳せるだろうが、”使い勝手”とどう使い分けるかに悩むかもしれない。”使い勝手”は”使いやすさ”の程度を表すのだが、こだわるほどのことでもない。文脈から判断して、座り心地のいい文章にするしかない。User-friendly(使い勝手のよい、操作しやすい)のが”使いやすい”とも言える。そう考えると、Operability(操作性)やEase of operationの程度について触れている文章だと、”使い勝手”を採用すればいいことになる。???。やはり文脈で判断しよう!