頭で思い描いたイメージを人に伝えることは非常に難しいことです。
もしもクライアントから次のような依頼が来たら…。
【助けて】クライアントから「高級感のある爽やかな丸ゴシックで」という根幹的概念から考えなおさないといけない要件が来た
— 今そこにある神崎 (@Euri_K) 2014, 7月 1
さっそく、脳みそをフル回転で考えてみました。
細めのウェイトとちょっぴり斜体&長体。見出しだったらこんな感じでしょうか。フォントは平成丸ゴシックW4。写研がデザインしたこの書体、同社の丸ゴシック体「ナール」の流れを汲む… かどうかは未確認ですが、堅実なデザインではないかと思います。
おまけで、「高級感のない~」バージョンも作りました。こちらは、DFP超極太丸ゴシックです。あくまでも比較ということで、この書体そのものを貶す意図は全くありません。
そもそも丸ゴシックに高級感を求めるというのは、とてもハードルが高い。個人的には「丸ゴ=ポップ」という概念が深く刻まれており、そこから一歩(どころじゃないような気もします)踏み出すというのは一筋縄ではいきません。
それはさておき、何事においてもコミュニケーションは欠かせない重要なことです。齟齬のないスムーズなやりとりを心掛けたいものです。