Filezillaの設定をバックアップする

最近はDropboxをはじめとして、オンラインストレージサービスが各社から提供され、大容量ファイルのやりとりについて頭を悩ますこともなくなってきたかと思います。ただ、便利な半面デメリットも存在するわけで、いざという時はいにしえの枯れた技術であるFTPが登場することになります。

弊社では「FileZilla」というクライアントを使用しています。そのままでも十分便利ですが、あれこれチューニングすることもできるので重宝しています。

さて、ここで本題。Filezillaの各種設定ファイルは次のフォルダにあります。

%userprofile%\AppData\Roaming\FileZilla\

このフォルダをコピーしておけば、PCに何かあった場合でも同じ場所にフォルダを戻すだけで環境をリストアできます。もちろん、Filezillaを起動して「ファイル → エクスポート」で、書き出すこともできますが、こちらのほうが手っ取り早いのではないかと思います。

ACL認証

Windows Media EncoderからWindows Media Serverにプッシュ配信するとき、サーバー側でACL認証を有効にしているとエンコード開始時にユーザー名とパスワードが聞かれますが、ある時から正しい入力をしても認証されない自体に陥りました。
ググっても有効な解決策が見つからず悶々としていたのですが、IEの設定で「すべてのCookieをブロック」にしていたことが原因でした。同じ現象ではまってしまった人に向けてポストしておきます。

Fix it 50994を適用した環境で、JREのインストールが失敗する

先月末、SDL Trados Studio 2014 SP1がリリースされ、弊社でも少しずつインストールを始めているところです。

fixit50994そこで遭遇したのが、環境によってエラーが発生するものとそうでないものがあるという現象です。インストールはいくつかのパートに分かれているのですが、エラーが発生するのはJava Runtime Environment(JRE)導入のパートであり、これはトラブルに見舞われた環境すべてに一致するものでした。Trados Studio 2014 SP1はJRE 8が必須となり、アプリケーションのインストーラに同梱されているのですが、これが問題を引き起こしているようでした。

インストールログを精査し、各環境のインストール済みのアプリケーションを調べていくうちに、Microsoft提供のIEでJavaプラグインを無効するためのプログラム「Fix it 50994」が問題を引き起こしていることがわかりました。これがインストールされるとIE上でjavaのコンテンツが無効となり、昨今増加しているJavaプラグインのセキュリティ・ホールをついた攻撃を回避できるメリットがあります。

ただし、このFix itにはJREのインストールを失敗させる副作用があるようです。試しに、このFix itを無効化するプログラム「Fix it 50995」を適用したところ、JREのインストールが無事に完了することを確認しました。

ということで、JREのインストールでエラーが発生する際は「Fix it 50994」が適用済みかどうかご確認ください。解決の糸口になるかも知れません。