簡単に言えば、デジタルデータの法的証拠性を明らかにすること。その手法や技術によるビジネスも生まれている。さてさて、これもピタッとはまる(見てすぐわかる)日本語訳がない。フォレンシックと言う場合もあるが、フォレンジックの方が浸透している。一般にはまったく馴染みのない用語だが、民事訴訟では電子情報開示が義務付けられているだけに、フォレンジックが万全かどうか企業にとっては極めてクリティカルな課題だ。要求されるデジタルデータを洗いざらいすべて、いかなる漏れも許されず遅延なく提出しなければならない。提出漏れがあるだけでも厳しい制裁が課せられる。破壊や消去されたファイルの復元、改ざんやねつ造の検証、ログファイルの解析や不正アクセスがあった場合の追跡などによって証拠となり得るあらゆるデータが押収されることになる。従って企業は、日ごろからデジタルデータの管理や保全には、あらゆるフェーズで万全を期しておかなければならない。デジタル社会では、フォレンジックがますます重要視されてくるだろう。
月別アーカイブ: 2012年6月
eDiscovery(電子情報開示)
民事訴訟における証拠開示の意味だが、法律(制度)によってあらゆる電子データ(情報)の提出が義務付けられている。民事訴訟においては、要求されるすべての情報を開示する義務がある。要求があれば、どのような機密情報であっても提出を拒否することはできないが、米国と日本とでは拒否可能なレベルが異なるため、米国でビジネスを展開する日本企業にとっては特に注意が必要だろう。米国の民事訴訟では、いかなる理由があれ、作為か無作為かを問わず、故意であれ過失であれ、証拠となる情報の提出に微細な漏れがあるだけで厳しい制裁を受けることになる。企業には、社員のPCを含めあらゆる電子的な媒体に記録されているあらゆる電子データの徹底したフォレンジック(デジタルデータの収集、取得、探索、精査、抽出、解析、保全など)が求められる。
Assertiveness(アサーティブネス)
ピタッとくる日本語がない。”自己主張”とか”意見表明”と訳したのでは、マイナスのイメージも含まれて意味合いが微妙に異なってくる。アサーティブネスを一言で表現するとしたら、”対等で率直、誠実なコミュニケーション”手法といったところか。相手を尊重し、相手と対等に、自身の意見や感情を誠実に、率直に、責任をもって、且つ適切に表現し主張するコミュニケーションの技法なのだが、外交交渉においては語るに及ばず、ビジネスにおけるマネージメントの領域でも、アサーティブネスを身につけておくことが重要視されている。とは言っても、マスターするにはそれなりのトレーニングが必要なのかも…。
