「歴史に学ぶことの大切さ」

これまでになく、世界的にも「歴史に学ぶことの大切さ」が叫ばれている。歴史から学ぶことを怠れば、同じ過ちを繰り返すことになるからだ。

歴史的な哲学者などが、そのことを言い続けてきた。代表的なフレーズを挙げるとしたら、直ぐに頭に浮かぶのは以下の2つだろうか。

We learn from history that we do not learn from history.
– Georg Wilhelm Friedrich Hegel

Those who cannot remember the past are condemned to repeat it.
– George Santayana

これらは、わたし自身が講演や寄稿の際によく触れるため丸暗記しているフレーズでもある。

こういうフレーズが歴史に残るということは、人類は同じ過ちを繰り返し続けていることの証でもある。歴史から学んでいないことを悟りながらも、人類はそれを繰り返していることになる。英語で表現すれば、以下のようになるのだろう。

The only thing we learn from history is that we never learn from history.

歴史を知れば、歴史から学ぶことの大切さに気付くものなのだろうが(The more you know about the past, the more you realize the importance of learning from the past)、それでも歴史は繰り返している(History repeats itself)。

いつも、講演や寄稿の最後に記すわたしのコメントを一言…。

“歴史は繰り返されている。歴史に背を向けたときに、人類は再び大きな過ちを犯すことになるだろう”

History is repeating. When turning our backs on the history, humankind will continue to make the same grave mistakes.

敢えてしつこく繰り返し述べるとしたら…

“It’s never too late to learn from history, because history is repeating. It’s never too late to become what we might have been.

遅きに失した悲劇は無数に存在する。が、あきらめない姿勢が大切なのだと思う。

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