Accessibility(アクセシビリティ)

カタカナの訳語にしてしまうこと自体、意味をわかりにくくしているのかもしれない。アクセス性(アクセスのしやすさ)を意味しているのだが、概念は幅広い。類語としてアベイラビリティ(可用性)やユーザビリティ(使いやすさ)も考えられなくもないが、概念の広さが違いすぎる。一般的には障害者や高齢者などへの対応性を語る場合に用いる。例えば日本では、建物や施設の(内外の)段差を取り除いて利用しやすくしていることをバリアフリーと言うが、英語圏ではアクセシビリティを使う。IT分野では、Web閲覧環境への対応性をWebアクセシビリティなどと言う。また、ユーザー補助(機能)を指す場合もある。何れにしても、利用者に使いやすく配慮がなされているかが問われている。

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