Repository(リポジトリ)
ITの分野でRepositoryとは、データの貯蔵場所を意味する。データや処理工程における情報、プログラムなどが保管され一元的に管理されているデータベースのようなもの。具体的には、設定情報のファイル、これらのデータやファイルが保管されているフォルダー、ソースコードや仕様情報が保管されているシステムなどを指す。また、ライブラリーを集めたサーバーを意味する場合もある。このリポジトリからファイルなどをローカルにコピーして作業を行い、終了したらリポジトリーに返す(差分をアップデートする)わけだ。つまり、ファイルのチェックアウトやチェックインをする。よく耳にするメタデータなどは、このリポジトリで管理している。レポジトリとも表記されたりするが、リポジトリとするケースが多い。

Spread(スプレッド)
最近やたらと目にする耳にするスプレッドという言葉だが、ここで紹介するスプレッドは、例えばパンに塗るチーズやジャムなどの塗りもののことではない。ニュースなどでよく聞く”次期主力戦闘機導入計画 (F-X:Fighter-eXperimental)のことでもない。FX(Foreign Exchange:外国為替)においてスプレッドとは、売値と買値の価格差のこと。一般的には「外国為替証拠金取引」を指す。
さて、このスプレッド、立場によって、それぞれ外貨交換手数料(コスト)となる。海外旅行の際の外貨交換の窓口などで、TTSとTTBという表示を目にすると思うが、この差額がスプレッドというわけだ。銀行などの金融機関では、仲値に対してスプレッドコストを上乗せしている。つまり、手数料とスプレッドが別々にコストとしてかかったりする。
Vender lock-in(ベンダーロックイン)
一言で言えば、ユーザーの囲い込み。特定のベンダー(メーカーなど)の製品や技術に依存し過ぎると、他のベンダーのそれらへの乗り換えは困難になってしまうもの。選択肢が狭まり価格が高くなっても購入せざるを得ない状況に陥ってしまうケースも起こり得る。オープンアーキテクチャやオープンソース製品などを利用することで、ある程度のロックイン回避も図れるが、話題が高まっているのはクラウドサービスによるベンダーロックイン。サービス提供側とユーザー側との微妙な駆け引きは続く。