SVNをめぐる攻防

あるクライアントとのVPNがようやく開通….ああ、よかったあ。
それにしてもなかなかつながらなかったなあ。

ファイルのバージョン管理については2年ほど前から掛け声が響く割になかなかうまくいかず、まずはローカライズチーム内の担当者とSkypeで1時間にわたるテストを行った。「アーだめだねえ!エンハンスするね!」ということになり、しばらくそのまま。いつまでこのままなのかなあと思っていたら、どうやら2月末までには絶対につなげ!というお達しがあったらしく、気合いが入ってきた。
一斉に再テスト開始。
接続テスト用の資料は整備されていたが、情報が「ちと古い」ため Cisco クライアントの自動インストールができない。クライアントをサイトから直にダウンロードしてインストール。リポジトリのあるサーバーにアクセスしてみたが、やはりつながらない。こっちの問題じゃないよなあと、「問題はこちらにはない!そちらにある!」的アピール資料を弊社のエンジニアMさんがいろいろ作ってくれて、あれやこれやの手で粘り強く伝えた結果、ようやく「やっぱこれ内部的に悪いのかも」ということになったらしい。あーよかった。一歩前進。そのうちなんとかサーバーの入り口までは繋がるようになった。でも依然リポジトリまではつながらない。

MさんはMSの更新プログラムが原因かも!ということで、その更新プログラムを外した環境を作って試してみたりもしてくれたのですが、やっぱり駄目。

そのうち、「君のアカウントはExpireしているよ!」と言われた。えー!でもそのアカウントでポータルに行けてるよ!と伝えると、「interesting………」となりまたしばらく動きのない1か月が過ぎた。

大企業だとこういうアカウントの管理は各チームが個別に行っていて、串刺しで一気に変更!みたいなことは出来ないらしい(確かこの会社こういうの一気にできるアプリケーションを開発しているんじゃなかったっけなあ)。

中国が春節の休暇に入り、また一週間凍結か、と思いきや、突然問題がエンハンスされ、担当にアサインされた担当者から1対1のセッションが通告された。つまり、いまだに接続できないベンダーをマンツーマンで1ベンダーごとつぶしていく、というやり方。本気になればやはり大企業はすごい。各Certificateの担当者がONLINEで繋がる中、USAの西海岸時間に合わせた朝7時からの2時間半にわたるセッションの結果、やったーーーー!やっとつながったーーーーー!

さて、何が悪かったのか。どうも、特定のアカウントのCertificateの期限が外部対応と内部対応で異なっていたということらしい。つまり、外部的にはOKだったアカウントが実は内部的にはExpireしていたため繋がらなかったのだ。
まあ原因はどうあれ、結果オーライ!

さあこれからマニュアルをしっかり読んで実地開始です。
それにしてもエンジニアのMさんの粘りには本当に助けられました。ありがとうございました。お疲れさまでした。粘りもDEPROのFeatureです!

IE9のType1フォントにまつわるバグ

ie9_type1

Windows 7への移行も順調に進んでいたところ、ちょっとした問題に遭遇してしまいました。その原因と解決法をご紹介します。

問題
特定のhtmlファイルをIE9で開くと、何も表示されないか、ブラックアウトしてしまう。

解決法
フォントフォルダにインストールされている次の(Postscript)Type1フォントを削除する。

「Courier、Helvetica(場合よってはTimes、Symbol)」

事の発端は、同じWin7でも環境によって表示できないオンラインヘルプがあるということでした。キャッシュの消去や設定の初期化、ビデオドライバの更新などを行いましたが、問題は解決出来ませんでした。

あれこれ調べていくうちに、次のサイトに辿り着きました。

IE9にはType1フォントを上手く扱えないバグがあるとのこと。CSSにHelveticaやCourierの指定があると問題が発生します。回避策は該当するフォントを削除する、あるいはIE9用CSSを使用するなどが紹介されています。

MSはこの問題を把握しており、今後修正するとしています。しかし、IE10にも同様な問題があるところをみると、修正のプライオリティは残念ながら低いようです。

今回のケースはWin7の問題と言うよりもブラウザの問題なのですが、IEで開けないページがあるようでしたら、まずはフォントフォルダをご確認いただければと思います。WindowsでType1フォントをインストールするユーザといえば、デザイン、DTP業界かと思いますので、くれぐれもご注意いただければと思います。

2013年は64bit元年

今年もよろしくお願いします。

2014年4月にWindows XPのサポート期間が終了するのをご存知でしょうか。サポートの終了で、新たなセキュリティ修正プログラムの提供も行われなくなります。

これを受けて、弊社でもWindows 7 64bit版への移行を開始しました。2013年は「64bit元年」として新しい環境への引越しを加速していく所存です。

すでに数台の移行を完了しましたが、互換性のトラブルは予想よりも少なく「案ずるより産むが易し」といったところです。ハードウェアキー(ドングル)を使用したアプリでドライバが提供されないという問題もありますが、仮想環境の活用で対応できればと考えています。

移行にまつわるtipsでこれはというものがありましたら、今後こちらでご紹介できればと思います。