Data explosion(データ爆発→)

Data Explosionとは、”データの爆発的な増加”を意味する。”爆発”という表現は好みではないが、”データ爆発”として市場に浸透してきている。”データの激増”とか”データの膨大化”と言いたいところだが、その程度の表現では言い表せられないほどのスピードで、驚異的に、爆発的に増え続けている状況を表現するのには、”爆発”という言葉が単純でわかりやすいとも言える。多様化を伴った”データ爆発時代”の到来で、際限なく増殖するビッグデータをどう分析し、どういった価値を創出していけるのか。データ悪用やさまざまな”脅威”に対する対策をどう講じていくのか。情報爆発(Information explosion)の雲の下で複雑さを増しているIT社会。”シンプルさ”がキーワードともなっている。

Big data(ビッグデータ)

IT関連のドキュメントを翻訳していると、使用される用語の傾向やその頻度によって、ITビジネスの明日が見えてくる。ここ1~2年、頻繁に聞かれるようになったビッグデータとは、通常のデータベース管理ツールなどでは手に負えないような膨大な(数量的には莫大)な量のデータの集まりを意味する。そのビッグデータをどう活用していくかで、企業の将来も変ってくるのだろう。因みに、Large dataは通常、サイズを表現する場合に使い、大容量データを意味する。混同して使われたりするので、文脈をしっかりと把握して訳す必要がある。

Mobile Workforce(モバイルワーカー)

在宅勤務者のみを意味するのではない。文字どおり、モバイル環境で仕事をする人たちのこと。機動性の求められる仕事に就けば、社内に閉じこもっているわけにはいかないだろう。会社から飛び出し、営業先や出張先へと向かわけなればならない。ITの革新によって、「いつでも、どこにいても、瞬時に」情報にアクセスできる時代となりつつある。モバイルワーカーの生産性を高めることが、企業の収益率にも直結する。この用語、今のところモバイルワーカーと訳しているが、そのうちにモバイルワークフォースと言うようになるかもしれない。