同じチェックインでも、ホテルのチェックインや飛行機への搭乗手続きとは違う。この用語、あなどってはいけない。ITの世界では進化し続けているので確認しておいた方がいい。基本的には、変更したファイルをリポジトリ(いわゆるデータの貯蔵庫、フォルダーなど)に反映させる操作のことを指す。進化した意味では、位置情報を友だちなどに知らせることを意味する。ソーシャルネットワーキングサービスでは、モバイル端末のチェックイン機能を使って、例えば”スポット”と呼ぶロケーション機能に”チェックイン”し、自身の居る場所を友だちに教えたり、あるいは同じ場所にいる友だちを見つけたりする。つまり、現在位置を知らせる意味でもあり、その機能を指したりもする。当然、チェックアウトもある。。。

Redundancy(冗長化)
冗長化の意図する内容も文脈によって異なるため注意が必要だ。例えば、”冗長な表現”と言うと、一般的には”無駄にだらだらと長い”ことを指して良い意味にとられない。が、ITの世界ではシステムの冗長化が一般的には重要視されたりする。いざという時(リスク)に備えてリソースに余裕を持たせておくことが必要となるからだ。ビジネス(サービスなど)の継続性を考えれば、”余裕を持たせてサーバーをもう1台”、”複数の接続回線を”、”ストレージに余裕を”といった声が現場で上がるのも必然だろう。ある意味、重複(冗長化)することで安全性を確保している。ただし、マイナスの意味で使われることもあるので、ドキュメントの意図する方向性を読み誤らないように。
On-premise(オンプレミス、自社運用型、社内)
自社(自前)でシステムなどを導入、設置、運用するという意味。クラウドコンピューティングによるSaaSなどの普及以前は、ハードがソフトを自前で購入(インストール)し運用するのが一般的であった。企業(組織)が、いわゆるオンデマンド型サービスを利用するか、オンプレミス型で業務を展開していくのか、あるいはハイブリッド型でいくかは、業態や目的、環境、条件などによって違ってくるだろう。IT業界は、イノベーションの多い世界。クラウドコンピューティングの対比でオンプレミスという言葉も頻繁に見かけるようになったが、クラウドの次に訪れる波は何だろうか。