False negative(誤検知、誤検出、誤判定→)

たとえば、迷惑メールを正常メールと判断してしまうこと。逆に、正常メールを迷惑メールと判定されることをFalse positiveと言う。見方によっては、ネガティブとポジティブが逆のような気もするが、「不正アクセス者」を「認証されたユーザー」と判定されることがネガティブなことだと考えれば何となく理解できるだろう。そう、この場合をFalse negativeと言うのである。それでも、やはり混乱してしまう用語なのは確か。医学分野では”False negative(偽陰性)”、”False positive(偽陽性)”と訳すが、一般には馴染みのない言葉だけに、一般向けドキュメントでは文脈によって訳しわけた方がいい。情報セキュリティの分野では、”誤った判定”などと訳したほうがわかりやすくなる場合も多い。文脈が曖昧な場合は、誤検知(False~)と日英併記にする手もある。

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