Deduplication(デデュプリケーション、重複除去、重複排除、重複除外、非重複化)

データ保管(バックアップ)の際に、重複しているデータを検出して除く技術なのだが、いろいろな訳語が使われている。ローカライザーとしては、煩わしいことだ。どの訳語に統一されていくのかは、市場に任せるしかないのだろう。
訳語が複数存在する理由は、重複を”(…)する場所とタイミング(方式)”に起因している。その方式が、おおよそ3とおりある。先ず、バックアップの際にサーバ側で重複を検出して”(…)する方式”。次に、サーバーからストレージへの転送過程で”(…)する方式”。そして、転送先のストレージ内で”(…)する方式”である。つまり、それぞれのメーカーが採用した”(…)する方式”によって、除外、除去、排除といったニュアンスの異なる用語が使われだしたわけだ。また、バックアップデータの重複化を避ける意味で”非重複化”と言いきってしまうのも頷ける。漢字表記をやめて、カタカナ表記にしてしまおうと考えるのも、また頷ける。

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