LTEに関する測定の翻訳で、eNBという言葉がよく出てくる(例えば、LTE の動作と測定におけるMIMO:LTE テストの概要)。
eNBはevolved Node Bの略で、LTEの基地局のことであり、eNodeBと略されることもある。W-CDMAの基地局はNodeBと呼ばれる。NodeBでは、ソフトハンドオーバ(無線端末がセル間を移動する際に基地局を切り替えるときに通話の瞬断が生じないように、最大3つの基地局と通信しながらハンドオーバを行う)をサポートするために上位局のRNC(Radio Network Controller)の制御下で動作するのに対して、eNodeBでは、RNCの機能が基地局とコアに分散され、シンプルで低コストなネットワーク構成を実現できる。
eNBについては、@ITの次世代の無線技術、LTEの仕組みが分かるの知られざるLTEのネットワーク構成 連載:次世代の無線技術、LTEの仕組みが分かる(2)を参照。