夢の光触媒

光触媒は太陽や蛍光灯などの光が当たると、その表面で強力な酸化力が生まれ、
接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を
除去することができる環境浄化材料だそうです。

「夢の扉」(TBS)という番組。
黄色ブドウ球菌・かびその他・・・この世の中にウイルス・細菌は
数え切れないほどだと思いますが、この番組で取り上げられた光触媒を
壁や床に貼る板に吹き付ける(溶射する)ことでほとんどのウイルス・細菌を
死滅させられるらしいのです(除菌率99.9%)。

ただこの溶射の技術を開発するのには、相当の時間と費用を要したようで
北九州市にある会社の社長さんは、簡単に出来れば誰だって出来る。
苦労に苦労を重ねた分、誰も真似できないものが出来るという信念で
技術開発を進めたのですが、赤字続きで
700人もの従業員をリストラしなければならなかったそうです。

そんな経験を経て、今院内感染を防ぐ対策の一つになった技術。
番組の最後では、室内清浄機のような持ち運びできる小型のものを
作っていました。

今年始め私は予防接種をしたのにインフルエンザに掛かってしまいました。
一人ひとりが、ペンダントみたいに首から提げてマスクを掛けないでも
ウイルスなどから身を守れたらと思う今日この頃です。

辛辣にエキサイティング

マーケティング翻訳(トランスクリエーション)のプロジェクトが増えてきた。ビジネス成功のカギはブランディングにあるからだ。そのことに気づき、注力し始めた企業が増えてきている

企業が「”いいもの”、”いいサービス”、なのに、なぜ売れない」と感じるようであれば、ブランディングに失敗している可能性がある。

ブランディングは、価値を正確に伝えるところから始まる。単にそれらしい言葉を並べても、成功はおぼつかない。一口に「価値を正確に伝える」と言っても、そう簡単ではない。特にそれが、「ある言語」で形成された価値表現を他の言語形態で正確に表現するとなると、難しさは倍加する。

マーケティングの翻訳では、ブランディングを考慮した翻訳に徹する必要がある。翻訳はまさに、「一語懸命」の作業だ。たとえ一語の翻訳であっても、語法、用語の使い方、市場性などを徹底して調べ上げ、トランスクリエーションを実施する。当然、それだけでは不十分なのがマーケティングの世界だ。

そこで問われるのが、イメージングに即した表現力であり、時代への感性だろう。ところが、この表現力とか感性と言ったものに、「絶対」がないのが難しくもあり、面白さでもある。

ただし、「難しい」という言い訳は、プロの世界では通用しない。正確性を欠くようでは、ブランディングへの一歩も踏み出せないことになる。まずは、正確に伝えること。それを確実に実現する能力こそ、ローカライザーに求められる資質と言える。

マーケティングにおけるトランスクリエーションとは、知識欲を強烈に刺激されつつ、市場の正直な評価を正面で受け取れる「エキサイティング・ワーク」である。

InterRAT handover(InterRATハンドオーバ)

携帯電話などのモバイル・デバイスの測定に関する翻訳に、InterRAT handover(InterRATハンドオーバ)という言葉がよく出てくる(例えば、Agilent N5973A Verizon Wirelssコンプライアンス・テスト・プラン用IFTオートメーション・スクリプトのp2)。

RATは、Radio Access Technology(無線アクセス・テクノロジー)の略で、LTEや3G(W-CDMA などの第3世代携帯電話)などのモバイル通信回線のことである。ハンドオーバとは、通常は、同一のRATのあるセルから別のセルにモバイル端末が移動して、基地局を切り替える際に、通信回線が途切れないようにする仕組みである。これは、同一のRAT内でのハンドオーバなので、IntraRATハンドオーバとも呼ばれる。対して、InterRATハンドオーバとは、異なるRAT間でのハンドオーバ(例えば、LTE回線から3G回線へのハンドオーバ)である。

ハンドオーバについては、以下を参照。

ケータイWatchのケータイ用語の基礎知識の第68回:ハンドオーバーとは