lumped element and distributed element(集中定数素子と分布定数素子)

図1

マイクロ波回路シミュレータに関する翻訳で、lumped element(集中定数素子)、distributed element(分布定数素子)という言葉が出てくる。

「集中定数」とは、回路網の長さや素子の大きさが、そこを流れる交流の波長に対して無視でき、回路定数や素子定数が1点に集中しているという意味で、集中定数回路とか集中定数素子(コンポーネント)と呼ばれる。これに対して、「分布定数」は、回路網の長さや素子の大きさが波長に対して無視できなく、部品として目に見えない素子が分布していると考える必要がある場合に使用する。例えば、図1の上図のように、信号源と負荷の間の配線の距離が10 cmで、信号源の周波数が3 kHz(波長が100km)とすると、線路のどこで電圧を測定しても同じであるが、図1の下図のように、信号源の周波数が3GHz(波長が10cm)だと、配線(伝送線路)上の位置により電圧が異なるので、なんらかの回路素子(通過する信号の振幅と位相を変化させるもの)が伝送線路上に分布しているものとして考える必要がある。

分布定数回路については、以下のサイトが詳しい。

技術の渚

〆張鶴(純)

やっちまいました(><)
例の最近オープンしたワインショップで広告の品¥2,480というポップのもと「〆張鶴(純)」を買ったんですが、実は定価は¥1,512でした。
酒屋は定価だと信じていたんですが、酒屋とワインショップは別物ということですな。まあいいや、今晩美味しくいただきたいと思います。
今までにもう何度も飲んでいますが、最近はパック酒ばかり飲んでいたので旨さ格別のはずです。
なんといってもこの「〆張鶴(純)」は、2年に1度発売される本「地酒人気銘柄ランキング」の純米吟醸部門で10年以上連続1位なのであります。
あの「十四代」を抑えてであります!

ところで今度の日曜日、日本一おいしい日本酒を決めよう!という素晴らしすぎるイベントがあるんですが、2時間で8000円はちょっと高いよね。
月例ビリヤード練習会に行こうと思います。。。

冗長化とバックアップ

Telecommunications equipment in one corner of a small data center. Contributed and licensed under the GFDL by the photographer, Gregory Maxwell.大手のレンタルサーバー会社で大規模な障害が発生し、データ消失という最悪の事態が発生したとの報道がありました。

公開された中間報告によれば、原因はセキュリティ対策のために行われたシステムの更新作業だったようです。さらに、本運用のシステムと予備システムの両方で行ったため、データの復旧が困難になったということです。

システムは冗長化されていたものの、正副両方に同じ作業を行ったことで取り返しのつかない状況になってしまったものと思われます。

そもそも、冗長化は「システムを稼働させ続ける」ための備えのことです。システムそのものを複数持つこともそうですし、ハードウェアのレベルでは電源やストレージの多重化などが行われます。ただ、2重3重の対策をとったとしても、時にそれらをやすやすとすり抜けて障害が発生することがあります。

そこで、最後の頼みの綱となるのがバックアップです。システムが完全にお釈迦になってしまった場合は、それ以外に救いの手はありません。ところが、バックアップをきっちり真面目にやろうとすると、世代管理の手間やストレージの用意など、それなりのコストが発生することになります。日々の業務に追われ、そのあたりがなおざりになってしまうのが一番恐ろしいことです。

これまで、冗長化とバックアップを漠然と捉えてきましたが、両者の違いをよく肝に銘じておこうと思います。