ワクチン接種に見える国民性

最近、海外のクライアントとの電話会議の最後は「どう?ワクチンの進み具合は?」となる。

イスラエル、ダントツに早い。すでに12歳以下の子供も含め、一家全員2回終わった!という。イスラエルの字幕コンテンツの翻訳で「もうコロナも収束したが、」という表現があった。弊社の校正者は「たとえコロナが収束したとしても」と訳していた。さすが、これもローカライズ。

フランスも早い。別々なところに暮らすフランス人の友人は3人とも、すでに40歳以下なのに2回接種が終わっているか、7月頭に終わるという。
ドイツもフランス同様。
この2国は国内のレストランやお店はほぼ前通りに戻っているそうだ。11時から朝7時までは制限があるらしい。すでにワクチンパスポートを提示すれば旅行もできるのだ。それなのに、遅すぎる!と政府への批判は強いという。

中国は、まだまだ、らしい。何せ絶対数が多い。接種を個人で申請し、割り当てられたところに行って接種。お土産をもらえるところもあるらしい。

今回のワクチン接種では国民性というか、国の政策が見えたように思う。日本はようやく高齢者接種が50%を超えようとしている。一旦動き始めると日本はシステマティックに動く。何せ100年に一度のパンデミック。政府を批判ばかりするのではなく、この経験をきちんと分析し、次に活かすことを考えていきたい。日本はこういうのは得意なのでは?